〈パーリーゲイツ〉〈ピン アパレル〉などが開催
ゴルフ業界におけるサステナブルな姿勢とは?
ファッション業界におけるサステナブル姿勢が当たり前になる中、昨今人気急上昇中のゴルフ業界でもそんな動きが浸透しつつある。ここでは、株式会社TSIが展開するブランド〈パーリーゲイツ〉〈ニューバランス ゴルフ〉〈ピン アパレル〉〈ジャックバニー〉などにおける“TSI ALL GOLF BRAND サステナブル展示会”の模様をレポート。
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8月3日に開催された本イベントでは、まず株式会社 TSI ホールディングス 上席執行役員の仙座学氏より、本展示会開催の経緯、TSI の今後の展望について発表。「ゴルフ業界では、ゴルフ場の開発に伴い 80年代を中心に森林伐採が行われてきました。しかし近年、自然保護のため、伐採した 1,2 倍分の植林をするといった取り組みも推進されるなど、業界の意識も変化しています。そんな中、私たちアパレル企業もできることがあると考え、少しずつではありますがさまざまな活動に取り組んでいます。今日の展示もその一環として開催させていただきました」と説明し、サステナブル活動の一環として〈パーリーゲイツ〉などで実施している過剰な生産を抑制し、適正な在庫量を持つために店頭セールを行わないなど、ブランドとしての姿勢について紹介した。
そのほか、トークセッションにはモデルのマギーさんと元サッカー選手の鈴木啓太さんが登場。マギーさんは、自身とコラボして作成したサステナブルなゴルフウエアについての取り組みや会場の展示会でお披露目された、ペットボトルをリサイクルした繊維“ECO BLUER”が使用された日本初のゴルフウエアの出来のよさについてコメント。
鈴木啓太さんは、自信が経営しているアスリートの腸内細菌解析データを基に商品開発を行う“オーブ”の企業ミッションにちなんで、人や社会、地球環境の健康をテーマにしたトークが繰り広げられた。「サステナブルな意識に関しては、日本が海外に遅れをとっていると感じています。業界のリーディングカンパニーであるTSIが率先して、サステナブルな取り組みに挑戦するのは素晴らしいことだと思いますが、SDGsは一部ではなくてすべての人が意識し行動することが大事。私のようなスポーツ関係者も、もっと世論を引っ張っていかないといけないなと思いました」とコメントし、ゴルフ業界に限らず、スポーツ界全体のサステナブルを推進していきたいという姿勢を見せた。
ゴルフ業界におけるサステナブルはどのように進んでいくのか。みなさんも他人事ではなく、頭の片隅に置いて考えてみてはどうだろうか。