【マーベル新作】最凶の敵との死闘&ドタバタ・コメディに大興奮! 『ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ』
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このところ、ハリウッドの話題作、とくにアクション超大作は上映時間が長いものが目につく。2時間半くらいは、もはや常識。たしかに内容も盛りだくさんでありがたいが、体感的に疲れるケースもある。スッキリ短くても、濃厚な時間を味わいたい。そんな人には、上映時間97分のこの作品が超絶オススメだ。
マーベルコミックの中でも絶大な人気を誇る『ヴェノム』は、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のトム・ハーディ主演で2018年に映画化。スパイダーマンの宿敵としても知られるこのヴェノム。地球外生命体がジャーナリストのエディに“寄生”して誕生した、残虐で凶暴なキャラだ。
ユニークなのは、エディのカラダに、2つの人格が同居している点。冷静な自分と、暴走する寄生側のヴェノム。そのやりとりは笑いも生んで、異色のダークヒーロー映画となった。この第2弾では、もう一人の寄生キャラであるカーネイジが、殺人鬼と一体化して覚醒。カーネイジとは“大殺戮”という意味で、人間を巻きこんだヴェノムとカーネイジの闘いは、とてつもない次元で展開していく。
一見、怪物キャラのバトルアクションなのだが、とにかく“楽しい”のが『ヴェノム』の特徴で、この続編は、エディとヴェノムが協力して料理をしたり、ヴェノムの姿でうろついてもコスプレだと思われたり、痛快なシーンが次から次へと登場。「人間を食べたい」というヴェノムの本能がいつ爆発するのか。そのギリギリのテンションに観ているわれわれも引きずられ、一瞬もスクリーンから目が離せない状態が続く。
なぜ、ここまでヴェノムの極端に設定に没入するか考えると、多くの人が心に善と悪など複数のパーソナリティを持っているからだと納得。エディ/ヴェノムの瞬時の決断に共感しながら、過激な興奮と絶妙な笑いのジェットコースターに乗ったような、スピーディな勢いに身を任せてほしい!
『ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ』12月3日公開
製作・出演/トム・ハーディ 監督/アンディ・サーキス 脚本/ケリー・マーセル 出演/ミシェル・ウィリアムズ、ウディ・ハレルソン、ナオミ・ハリス、リード・スコット 配給/ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
2021年/アメリカ/上映時間98分
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