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CULTURE カルチャー

2020.09.25


バイオレンスな描写に衝撃を受ける!『悪魔はいつもそこに』

タイトルからして、不吉な香りが漂いまくるこの作品。その予感どおり、悪魔にとり憑かれたような登場人物たちが、邪悪な行動に手を染めたり、血なまぐさい惨劇を強いられたりと、ハードな展開が待ち受ける。しかし単なるバイオレンス作品というより、そのハードさが見ごたえにつながる作品に仕上がっているのだ。

 

 
『悪魔はいつもそこに』
胸アツなポイントは?
人間の奥底にある“暴力への衝動“にドキッとする!



中心となる人物は青年アーヴィン。彼は9歳の頃に母親がガンに冒され、他界。愛犬を生け贄にしてまで、回復を祈っていた父親も自殺してしまう。そんな過酷な運命に晒されるアーヴィンに、ヒッチハイカーを殺害するカップルや、教会で狂信的な演説を繰り広げる男、信者を強姦する牧師など、怪しげな者たちが絡んでいく。

十字架や教会がキーポイントになるなど、キリスト教の要素がやや強め。けれども、わかりづらい場面は少ないのでご安心を。舞台となるアメリカ田舎町のムードが独特かつ不気味なので、その世界観へと引きこまれる感覚が味わえるはず。

注目はキャスト陣。アーヴィン役はスパイダーマン役でお馴染みのトム・ホランド。そして牧師役に、『TENET テネット』で話題のロバート・パティンソンが扮している。ハリウッドの次世代を担う彼らの演技合戦も見どころのひとつだろう。

本作を観て感じるのは、暴力がまた新たな暴力を生むという“連鎖の恐怖”。さらに、その暴力という邪悪さが“人間なら誰しもが抱えているもの”と気付かされるため、余計、背筋が凍ってくる。ハードな描写も用意されているので、スリラーが苦手な人はご注意を!

『悪魔はいつもそこに』
監督/アントニオ・カンポス 出演/トム・ホランド、ビル・スカルスガルド、ライリー・キーオ 配信/ネットフリックス
2020年/アメリカ/上映時間138分

ネットフリックスにて配信中

 
文=斉藤博昭 text:Hiroaki Saito
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TAGS:   Fashion
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