迫力の海上戦闘に息を呑む!『ミッドウェイ』
ハリウッドのアクション大作に飢えていた人に、これは朗報! 『インデペンデンス・デイ』『デイ・アフター・トゥモロー』『2012』など特大パニック映像でわれわれを興奮させてきた、ローランド・エメリッヒ監督の新作が登場する。今回は、監督初の実録戦争モノ。第二次世界大戦で日米の運命を分けた、ミッドウェイ海戦の再現だ。
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『ミッドウェイ』
胸アツなポイントは?
“戦艦の間を飛行するダイナミックな映像に興奮!”
1941年、日本軍のパールハーバー奇襲により、本格的な戦争になだれ込んだ日米両国。アメリカ合衆国軍はミニッツ大将を指揮官に、日本本土を爆撃開始。そして大日本帝国軍は連合艦隊司令官の山本五十六海軍大将を中心に次の一手を考える。アメリカ軍は情報戦で、日本が戦いを仕掛ける場所を、ハワイのミッドウェイ沖と確信した……。
ハリウッド映画なので基本的にアメリカ側の視点で、日本は“敵”として描かれると思いきや、意外や意外、豊川悦司、浅野忠信、國村隼という日本が誇る名優をキャストしただけあって、日本側の葛藤や決断もかなりドラマチック。ハリウッド映画によくある“なんちゃって日本”というムードはほぼゼロ!
戦闘アクションは圧巻の一言。エメリッヒ監督は当時の実際の戦闘機に据え付けられたカメラの記録映像を見たそうで、上空5000mから急降下して爆撃する感覚をパーフェクトに再現。
戦艦の間をダイナミックに飛行するその映像は、観る者のアドレナリンを上げまくる。アメリカの空母エンタープライズ、日本の戦艦大和、空母赤城など名だたる艦船は、外見はもちろん内観まで忠実なテイストで表現。人間ドラマに深入りせず、戦いの駆け引きとアクションに集中するのもエメリッヒらしい!
『ミッドウェイ』
製作・監督/ローランド・エメリッヒ 出演/エド・スクレイン、パトリック・ウィルソン、ウッディ・ハレルソン、豊川悦司、浅野忠信、國村隼 配給/キノフィルムズ
2019年/アメリカ/上映時間138分
2020年9月11日より、TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー
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