【ブライアン・J・スミス】ドラマ、映画、舞台に自身監督作品まで、ハリウッドに新しい風を吹き込む男!
ドラマ『センス8』で多くの注目を浴び、2021年には映画『マトリックス レザレクションズ』で重要な役柄を見事に演じきったブライアン・J・スミス。各方面に影響を与え続ける彼の仕事とファッションをチェック!
- SERIES:
- 今月のシャイニングスター! vol.3
Brian J. Smith[ブライアン・J・スミス]
●本名:ブライアン・ジェイコブ・スミス
●生年月日:1981年10月12日
●出生地:テキサス州ダラス
●国籍:アメリカ合衆国
●職業:俳優
作品や役との出合いが俳優自身の転機となるばかりか、生き方や考え方に影響を与えることも。ブライアン・J・スミスにとっては、『センス8』がそのうちのひとつといえるのかもしれない。名門ジュリアード音楽院在学中からキャリアをスタートさせた彼は、人気SFドラマ『スターゲイト ユニバース』や自身をトニー賞候補へ導いた舞台『ガラスの動物園』などに出演。様々な作品で演技力を発揮し、存在感を放ってきた。
そして、いまや伝説となったネットフリックスの『センス8』に出演したのが'15年。このドラマは世界各地の男女8人がテレパシーで繋がり、やがて巨悪に立ち向かうことになるSFもの。その中でブライアンは主人公の1人であり、シカゴに暮らす警察官ウィル・ゴースキーを演じた。ドラマ自体はシーズン2までとなったが、中毒性の高いストーリーから熱心なファンは多く、終了時には継続を望む署名運動も。
ブライアン自身、この作品との出合いを大きく捉えているという。というのも、企画・製作総指揮を務めたラナ&リリー・ウォシャウスキーの意向により、人物設定や物語はセクシュアリティやジェンダーに斬り込むものに。それがブライアンの心にも響いたようで、自己肯定感を高めることにもなったそうだ。ちなみに、その後もラナ・ウォシャウスキーからは熱い信頼を寄せられ、続いての監督作『マトリックス レザレクションズ』にも起用されている。
そんなブライアン自身も今年、監督デビュー。3月のサウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)映画祭で、『ア・ハウス・イズ・ノット・ア・ディスコ(原題)』をお披露目している。こちらはゲイコミュニティを題材にしたドキュメンタリー映画で、日本での公開はまだ未定のよう。自分なりのやり方で、カメラの裏側でも才能を発揮しはじめている。
ベーシックなアイテムをスマートに、エレガントに!
ミニマムな装いがお好みのブライアン。オーソドックスな組み合わせばかりだが、ここまで都会的で洗練されて見えるのは彼のディテールへのこだわりがあるから。サイズ感や小物選びにはかなり気を使っている様子。シンプルなのに洒脱。大人が是非、参考にしたい着こなしばかり!
GLAADメディア賞でのスーツスタイル。インナーのジップアップポロと足元のコンビシューズがいいアクセントに
ジャケット&デニムスタイルは足首見せでヌケ感を
自身の監督デビュー作品のプレミアで見せたスタイリッシュな全身黒の装い
ロンドンのローレンス・オリヴィエ賞受賞式にて。ニットもパンツも美シルエットで大人の色気を
『センス8』プレミアにて。シンプルなモノトーンコーデもスマートかつエレガントに!
確かな演技力を持ちドラマに舞台に活躍!
『スターゲイト ユニバース』にレギュラー出演した後、『センス8』のウィル・ゴースキー役で注目を集める。ほかの出演作に、戦争ドラマ『ワールド・オン・ファイア』や映画『ボーン』シリーズのドラマ版『トレッドストーン』など。演劇界での評価も高く、テネシー・ウィリアムズ作の『ガラスの動物園』や『青春の甘き小鳥』に出演している。
『FBI アカデミー クラス’09』
新作は、3つの時代を舞台にした刑事ドラマ!
©2024 FX Productions, LLC
刑事司法制度に翻弄されながら、FBIの捜査官たちが活躍。主人公たちが訓練生だった’09年、捜査官として奔走する’23年、捜査がAIに委ねられた’34年が物語の舞台。ブライアンは’23年にFBI副局長となり、’34年までに退職するレニックス役で登場。●ディズニープラスの「スター」で配信中
『マトリックス レザレクションズ』
名作SFの続編に新キャラで登場!
3部作で完結していた大ヒットSFアクション『マトリックス』シリーズの続編。キアヌ・リーブス演じる主人公ネオが、“マトリックス”を巡る新たな戦いに身を投じていく。ブライアンは物語の鍵を握る船のクルー、バーグ役で登場。監督はラナ・ウォシャウスキー。
雑誌『Safari』8月号 P20〜21掲載
“今月のシャイニングスター!”の記事をもっと読みたい人はコチラ!
●雑誌・WEB『Safari』の公式TikTokは
こちらからアクセスしてみて!
photo by AFLO