映画『オペレーション・フォーチュン』は空前のチームプレーが楽しめるスパイアクション!
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好きな俳優が出演しているか。あるいは、お気に入りの監督の作品か。これらは映画をチョイスする際の決め手だが、その両方を満足させるポイントがある。それは、監督×主演スターの“名コンビ”。その意味で、最強の2人が、ガイ・リッチー監督とジェイソン・ステイサムだろう。
今年の夏、巨大ザメと闘った『MEG ザ・モンスターズ2』の大ヒットで、改めてその人気をみせつけたステイサム。『ワイスピ』などアクション大作には欠かせない存在となった彼だが、その原点といえば『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』だ。俳優デビュー作のステイサムにメインの役を与えたのが、ガイ・リッチー監督。その信頼関係は25年も続き、このたび5本目のタッグとなったのが『オペレーション・フォーチュン』。ステイサムが演じるのは、英国諜報局MI6に雇われる有能エージェントのオーソン・フォーチュン。託されたのは、100億ドルで取引されるという、最高機密を追跡し、回収するミッション。フォーチュンが集めたのは、天才ハッカーや凄腕のスナイパーで、実体のわからないターゲットに対し、空前のチームプレーが展開していく。
気心の知れた監督のせいか、ステイサムの演技やアクションには、いつも以上に余裕たっぷり。彼らしい“オラオラ感”も名人芸の域という印象。今回はチームの面々の個性が強烈で、ステイサムは彼らの魅力をバックアップする感じが、これまた微笑ましい。ミッションに巻き込まれるハリウッドの大スターを演じるジョシュ・ハートネットが、自虐的なギャグもこなして笑いを取るし、敵側のボス的なキャラのヒュー・グラントが場をさらう怪演。集団劇の面白さも、『ロック、ストック〜』から続く、ガイ・リッチー監督の得意技だと改めて実感してしまう。ミッションの舞台となるのが、ロンドン、マドリード、LA、モロッコ、カンヌ、トルコ、カタールのドーハと、とにかくゴージャスな場所ばかりだし、セレブな気分を盛り上げる仕掛けも満載。エンタメの王道として楽しめるこの作り、誰にでもオススメできる!
『オペレーション・フォーチュン』10月13日公開
製作・監督・脚本/ガイ・リッチー 出演/ジェイソン・ステイサム、オーブリー・プラザ、ジョシュ・ハートネット、ケイリー・エルウィズ、ヒュー・グラント 配給/キノフィルムズ
2023年/イギリス・アメリカ/上映時間114分
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