【Spotifyで聴ける】夏フェス気分を思い出す曲
夏フェスの楽しみ方は人によってまちまち。それは“コーチェラ”を訪れる華やかなセレブリティかもしれないし、はたまた“フジロック”のような磁力に引き寄せられる音楽との出合いを求めることだったり……。
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1999年7月、“ウッドストック”でライブを行ったレッド・ホット・チリ・ペッパーズ。この2年前、第1回のフジロックでの公演は雨の中で行われ、今でもファンの間で語り草になっている伝説のライブとなった
次は2003年の“サマソニ”のレディオヘッド。ライブで絶対やらないといわれていた「クリープ」を演奏した、あのライブです。4曲めは2005年の“フジ”のシガー・ロスの「スヴェン・ギー・エングラー」。風景とマッチした素晴らしいライブでしたね。
5曲めはフラワー・トラベリン・バンドの「メイク・アップ」。’70年代の日本を代表するバンドが再結成して2008年の“フジ”のフィールドオブヘブンに出演。次は2011年の“フジ”。コールドプレイの「エブリ・ティアドロップ・イズ・ア・ウォーターフォール」。東日本大震災の年で、曲名のように“すべての涙は滝のごとく”雨も降ってきて、こちらも大号泣でした。
7曲めは2014年“サマソニ”のアダム・ランバートをヴォーカルに迎えたクイーンの「ウィー・アー・ザ・チャンピオン」。フレディがそこにいるような圧巻のライブでしたね。交通事故の後の記憶喪失からの見事なカムバックライブでの“ゴマ”の「ワン・グルーブ」は、2012年の朝霧ジャム。精神を揺さぶる特別なライブでした。
次は、去年の“フジ”でのアジコの「波動」。コロナ禍で全くライブを観ていなかったので、また音楽を苗場で聴いている状況が感動的で涙腺が緩みました。“フジ”はホワイトステージが印象に残るライブが多く、2012年のジェイムス・ブレイクの「ザ・ウィルヘルム・スクリーム」もすごく印象的。夏フェスは、その日の気候や磁力に引き寄せられるような偶然の発見もあるから、そういう楽しみもありますよね。
選曲したのは!
[クリス・ペプラー]
Chris Peppler
J-WAVE「TOKIO HOT 100」人気ナビゲーター。「夏フェスは“人間の根元にある音楽”みたいなことを感じたいなと思いますよね。ちょっと大袈裟な話かもしないけど(笑)」
[レッド・ホット・チリ・ペッパーズ]
通称“レッチリ”。1984年のデビュー以来、シーンのトップを走り続ける、超ビッグライブバンド。今年4月、全盛期のギタリスト、ジョン・フルシアンテが16年ぶりにバンドに復帰し、アルバム『アンリミテッド・ラブ』を発売。10月14日には、今年2枚めのアルバム『リターン・オブ・ザ・ドリーム・カンティーン』が発売になる。
「ストーン・コールド・ブッシュ」収録アルバム
『マザーズ・ミルク(邦題 母乳)』
1989年発売。ヴォーカルのアンソニー、ベースのフリーに加え、ギターのジョン、ドラムのチャドが加入して製作された4枚めのアルバム。この時期を全盛期と捉えるファンは多い。
雑誌『Safari』11月号 P239掲載
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