女優エマ・ワトソンが着用した、ドレスの丈が短すぎ!?
近年のファションの流行は、楽ちん、快適など様々。なかでも、環境配慮を意識したサスティナブルなものやアップサイクルといったファッションアイテムは、どのブランドもこぞってリリースしている注目株。そんな中、近頃イギリス・ロンドンのアレクサンドラ・パレスにて開催された“アースショット プライズ”に参加した、女優エマ・ワトソンの姿が話題になっている。
まず、“アースショット プライズ”とはなんなのか。これは、イギリスの王室ウィリアム王子が、環境問題の解決に積極的に取り組んでいる人を取り上げ、表彰するというもの。2019年に発足して以来、毎年5人をピックアップし表彰することになっている。今年はそんな1人として、以前からファッション業界における環境問題に対して高い関心を示し、行動を起こしているエマ・ワトソンが選ばれたわけだ。
“アースショット プライズ”の表彰式では、英国王室より“サスティナブル”を意識した装いでの出席が求められており、エマもそれに準じた。で、こちらがその当日のルック。ホワイトのドレス姿が鮮烈でゴージャスだが、よく見るとそのドレスの丈の片方が極端に短くなっている。しかもその下から、なにか黒いロングスカートのようなものがチラリ。さて、このドレス、一体どうなってる?
こちらがそのタネ明かし。どうやらこのドレスは、左足まわりの生地を大胆にカットし、中に穿いたパンツでレイヤードさせる仕組みになっているようだ。こんな斬新なデザインを手掛けたのは、ロンドンの若手デザイナーとして大注目のハリス・リード。彼は、今回のドレスを貧困と不正を根絶するために世界で支援を行う国際協力団体“オックスファム”に寄贈された、中古のウェディングドレスから作成。斬新なスタイルにリデザインし、全く新しいドレスに仕立てることで、アップサイクルを体現している。
彼女のこの日の姿は、もちろん話題になり、各国のメディアも取り上げている様子。こんなエッジの効いたドレスを着こなしてしまう彼女はもとより、大舞台で大女優が地球環境に訴えかけてくれることは、とっても有意義なこと。今後の女優としての活躍とともに、環境への意識の高さについても注目したい。