【セレブの愛車】コレはなんだ?
セレブカップルが楽しむ3輪車の正体とは!?
まるでヴィンテージカーをカスタムしたような、ちょっと見たことのないクルマがビバリーヒルズで目撃された。乗っていたのは、映画『トワイライト』シリーズのアリス役でお馴染みの女優アシュリー・グリーンと、その夫でTVパーソナリティのポール・コウリー。葉巻型のボディは往年のレーシングカーを彷彿とさせるが、リアを見ると太~いタイヤが1つのみ。さて、2人が乗っていたこのクルマの正体とは?
“サウス・ビバリー・グリル”でランチと洒落こんだ2人。2年前に結婚し、いまだそのラブラブっぷりは継続中のようで、この日も仲睦まじい姿で人気のレストランにやってきた。で、気になるのが、彼らが乗ってきたクルマ。さっそく正体を明かすと、コチラは〈ヴァンダーホール〉の3ホイールのスポーツカー“ヴェニス”の2020年モデルだ。
〈ヴァンダーホール〉といったところで、ほとんどの人は「なにそれ?」ってことになるのでは? それもそのはず、このクルマを手掛けたヴァンダーホール モーターワークス社は、3輪自動車に特化した新興勢力。日本じゃまだ馴染みがないものの、ユタ州を拠点に全米ではすでに多くのディーラーを獲得。さらにその勢いはヨーロッパにも拡大するなど、実は知る人ぞ知る存在になっている。
横から見るとわかりづらいが、後ろにまわるとご覧のとおり。前輪2つ後輪1つを備えた文字どおりの3輪車ということがよくわかる。もちろんこれだけ車高が低いと、体感速度は相当なものだろう。ゆっくりとしたスピードで街を流しても気持ちいいのは間違いなく、助手席のアシュリーも思わずポールにキスしちゃうくらい気分が上がっているようだ。
前から見るとこ~んな感じ。ライトはグリルの中に格納されていて、お顔の印象は意外とあっさり系。ボンネットの下に隠れているエンジンは1.5ℓDOHC直列4気筒直噴ターボエンジンで、最高出力194HP、最大トルク203lb-ft(約275Nm)を発揮。これに6速ATを組み合わせて前輪を駆動するのだが、なにしろ車重が1460Ibs(約662kg)しかないのだから軽快すぎる走りは推して知るべし。そのへんのスポーツカーでは味わえないゴーカート(3輪車?)フィーリングを楽しむことができそう!
また、インテリアはウッドステアリングにレザーシートを設えクラシックなムードを演出。一方、クルーズコントロール、シートヒーター、Bluetooth対応のサウンドシステムを備えるなど、快適&モダンな装備も忘れてはいない。
ちなみにヴァンダーホール モーターワークス社では、ヴェニスのほかに豪華版の“カーメル”、そして電気3輪車(!)の“エジソン 2”を主要モデルとしてラインナップ。いずれもハンドクラフトのアメリカンロードスターということで、クルマに遊びを求める人にはかなり気になる存在かと。お値段は、ヴェニスが$2万9950(約323万円)、エジソン2が$3万4950(約377万円)、カーメルが$3万9950(約431万円)。日本に正規ディーラーがないため入手はちょっと困難だが、気になった人はチェックしてみて。
●ヴァンダーホール モーターワークス
URL:https://vanderhallusa.com/