レジャー大好きな都会派にはコレ!〈フォルクスワーゲン〉パサート ヴァリアントTDI R-Line
ごく個人的な話で申し訳ないのだが、この秋はやたらとアウトドア・アクティビティへのお誘いを受けている筆者である。「トレッキングしない?」「キャンプしようよ」「テント泊どう?」なんていう具合。だけどコレって、実は身に覚えのある人も多いんじゃない? もしくは「自分は誘う側!」な〜んて人もいるかも。そう、やっと終りが見えてきた閉塞感から、みんなそれぞれの形で立ち上がろうとしている。自然や癒しを求めてしまうのは当然とも言えるでしょ。
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そうなってくるとクルマにもタフなギア感や走破性を求めたくなってくるというもの。さらにここ数日のガソリン価格の高騰から、やっぱ燃費はよいほうが嬉しいですよね。だったらコレ、いかがでしょう? 〈フォルクスワーゲン〉パサート ヴァリアントTDI R-Lineだ。
〈フォルクスワーゲン〉の中でも扱いやすさとたっぷりとしたボディサイズの双方を兼ね備えるミッドサイズモデルのパサートが、今年の春にモデルチェンジを受けている。それによってかなり商品的な魅力がアップしているのだ。
まず、パサートにはセダンとヴァリアント、そして四輪駆動のオールトラックがあるが、すべてに共通して施されたのはエクステリアのデザイン刷新。フロント&リアのバンパー、ライト類、グリル形状、そしてリアの中央にはすっかりお馴染みになった新世代のVWエンブレムと社名のロゴがあしらわれている。
さらにテールパイプも左右に振り分けられ、接地感を増した。スッキリと若々しく生まれ変わった様はまさに“フェイスリフト”と呼ぶにふさわしい。
さて、このライト類だが、形状変更とともに“IQライト”という機能を与えられた。これは今、プレミアムカーに採用が広がりつつあるLEDマトリクスヘッドライトのこと。
見た目の美しさはもとより、フロントカメラで対向車や先行車を検知し、32個のLEDを個別にオン・オフすることで最適な配光をする。もちろん、ステアリングの切れ角に応じて照射方向を変更してくれたりもするから、アウトドアの暗い夜道でも安心というわけ。
さらに、ここのところの〈フォルクスワーゲン〉らしく、やはりインターフェースも最新世代に。常時オンライン接続をするeSIM内蔵の通信モジュールを搭載しており、渋滞情報などナビ関係のオンライン情報に加え、スマートフォンとペアリングさせることで車外から解錠・施錠ができたり、車両の故障の際は自動的に自社情報をコールセンターに通知してくれるなど、緊急時でも安心な機能を拡充している。
ディスプレイ画面自体もタッチパネル式で使用感よく、まるでスマートフォンのようなレイアウトだから、初見でもサラッと使えてしまうもが嬉しい。むろん、オンライン接続により地図のアップデイトなんかも行えるから、ユーザーメリットは大きい。
さて、走りの面でも相当な進化がある。今回ご紹介するのは今の時期にも嬉しい、エコノミーなディーゼルエンジンだが、こちらは従来と同じ2.0ℓに組み合わされるトランスミッションが6速DCTから7速DCTに変更。より燃費マネジメントに優れ、さらに静粛性も叶えている。ギアがひとつ増えた恩恵は大きくて、特に長距離ではそのシームレスさやなめらかな走行をたっぷりと楽しめるハズ。
もちろんステーションワゴンタイプのヴァリアントなら、荷室の広さも申し分なし! ね、ちょっと欲しくなってきたでしょ?
★DATA 〈フォルクスワーゲン〉パサート ヴァリアントTDI R-Line
●全長×全幅×全高:4785×1830×1510mm
●車両重量:1610kg
●ホイールベース:2790mm
●エンジン:2.0ℓ直列4気筒DOHCインタークーラー付きターボ
●最高出力:140kW(190PS)/3500~4000rpm
●最大トルク:400Nm(40.8kgm)/1900~3300rpm
●トランスミッション:7速DCT
●駆動方式:前輪駆動
●税込み価格:594万円
●フォルクスワーゲン カスタマーセンター
TEL:0120-993-199