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2021.07.01


コレがアメリカンラグジュアリー! 〈キャデラック〉CT5

シックな欧州車はもちろん大好物。だからこそ、時折アメリカンラグジュアリーに触れる機会を得たときには、自分でも驚くほどにトキメいてしまう筆者だ。この手があったか、な〜んて思い出す感じといいますか。特にセダンなんてその最たるもの。ヨーロピアンなラグジュアリーさと違って、アメリカのそれはまさに“リッチ”を思わせるようなつくりなのだから。というわけで、今回はコチラをご紹介したい。〈キャデラック〉のミドルセダン、CT5だ。

話題のクルマを品定め!コレがアメリカンラグジュアリー! 〈キャデラック〉CT5かつてのCTSの後継として、日本にも導入済みのCT6の下に入るのがCT5。ボディサイズでいえば、さすがミドルクラスでもアメリカンサイズ。〈アウディ〉A6や〈メルセデス・ベンツ〉Eクラスとガチで競合するディメンションを持つ。 

 
話題のクルマを品定め!コレがアメリカンラグジュアリー! 〈キャデラック〉CT5話題のクルマを品定め!コレがアメリカンラグジュアリー! 〈キャデラック〉CT5しかし、まるで地面に突き刺さるかのようなデザインの、その名も“バーチカル・ヘッドライト”やグリルのクローム装飾など、押し出し感の強いデザインはやはり〈キャデラック〉。ブランドらしいキャラ立ち感をムンムンと漂わせてかっこいい。

最近では〈キャデラック〉も顧客の若返りを意図的に狙っていて、このCT5もヤングエグゼクティブをコアターゲットとしている。セダンかSUVしか売れないといわれる、クルマには驚くほどコンサバな北米市場において、ほどよく若い顧客を刺激するように、ルーフがファストバックのように傾斜した、スタイリッシュなサイドビューも心憎い。 

 
ドアを開けても然り。ゆったりとした、シングルサイズのソファのように大柄なシートに身を預けると、フルデジタルのメータークラスターやメインディスプレイがドライバーを迎えてくれるだろう。 

 
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さて、CT5には“スポーツ”と“プラチナム”という、2つの選択肢がある。グリルまわりの表情など、エクステリアの違いもさることながら、スポーツはAWD、プラチナムはFRという、性能すらも違うというものなので、是非お間違えのないように選んでいただきたい。

エンジンはどちらも2ℓ直4のツインスクロールターボ。同じエンジンが、以前当コラムでも紹介したSUV、XT4にも搭載されているが、CT5のトランスミッションはなんと10速AT。よりラグジュアリーな性格を求めた結果と考えると納得だ。事実、同クラスの競合で10速AT搭載はほかにない。

話題のクルマを品定め!コレがアメリカンラグジュアリー! 〈キャデラック〉CT5話題のクルマを品定め!コレがアメリカンラグジュアリー! 〈キャデラック〉CT5乗り出すと、2ℓターボの豊かなトルクがスルリと車体を前に押し出す。ツインスクロールターボはきめ細やかに加給するため、ドカンとパワーを爆発させるというタイプではなく、低速ではゆるやかにヌルヌルと、高速ではフラットにボディを運んでいくというもの。2ℓを疑うほどにトルクの底が深い。静粛性は驚くほど高く、これは“BOSE”のノイズキャンセリング機構が功を奏している部分もあるけれど、やっぱり10速のATこそがその理由ではないかと感じた。

AWDモデルを選んでも、FRアーキテクチャベースであることは変わらない。交差点でも鼻先をどんどんカーブの先に突っこんで行くような、魅惑の旋回性能を是非味わってほしい。 

 

気になるスペックは?

★DATA 〈キャデラック〉CT5 スポーツ
●全長×全幅×全高:4925×1895×1445mm
●車両重量:1760kg
●ホイールベース:2935mm
●エンジン:2ℓ直列4気筒ツインスクロールターボ
●最高出力:177kW(240PS)/5000rpm
●最大トルク:350Nm(35.6kgm)/1500~4000rpm
●トランスミッション:10速AT
●駆動方式:四輪駆動
●税込み価格:620万円 

 

 
Information

●GMジャパン・カスタマーセンター
TEL:0120-711-276

文=今井優杏 text:Yuki Imai
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