寒さを吹き飛ばす熱いヤツ!〈ミニ〉ジョン・クーパー・ワークス クラブマン
「なんだか暖かいなぁ、今年の冬は」、な〜んて油断していたら、1月に入っていきなり真冬日多発! こうなってくると、ちょっと小汗をかきたい気分もしてきちゃうんだから、人って勝手なものですよね(苦笑)。しかし、クルマニアには文字どおり、ホットにさせてくれるアイツがいる! 〈ミニ〉の最強グレード、ミニ ジョン・クーパー・ワークスだ。なかでも2019年10月に日本に上陸した、ザ ニューミニ ジョン・クーパー・ワークス クラブマンをチェック!
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と、その前にちょっとおさらい。
どんなにクルマに疎い人でも、〈ミニ〉ならさすがにご存知だろう。キャッチーな名前を体現したかのようなアイコニックなデザインは健在。時代とともにボディサイズが大きくなって、〈ビー・エム・ダブリュー〉傘下に入ってもなお、それはキープされている。唯一無二の変わらなさ、それが〈ミニ〉の最大の魅力でもある。しかし同時に、パワートレーンは時代とともにきっちりと変化を遂げているから面白い。
そんな〈ミニ〉のスポーティ版が“クーパー”。そしてそのクーパーをさらにスポーティ、いやスポーツカーにまで鍛え上げたのが“ジョン・クーパー・ワークス”。で、このジョン・クーパー・ワークスから昨年10月、新型として発表されたのが、SUVのクロスオーバーと今回ご紹介するステーションワゴンタイプのクラブマンだってワケ。
現在は2ℓ直4ターボエンジンが搭載されているコチラ、見た目には〈ミニ〉という名前にそぐわないくらいに威風堂々。実にたっぷりとしたボディサイズを持っている。さらに、スポーツモデルでありながら、最上級グレードでもあることから、内外装ともにかなりゴージャス!
そう、〈ミニ〉といえば個性的なインテリアも所有欲を掻き立てるポイント。特にエンジンスタート/ストップボタンは、なんとトグルスイッチを押し下げる方式! なんともメカっぽくて最高なのだが、ジョン・クーパー・ワークスに至ってはスポーツシートをはじめ、ステアリングホイールなど、あちらこちらにオリジナルロゴが入った特別仕様に。まさにジョン・クーパーがかつてF1の黎明期を支えたあの頃のような、“メカ好き男子の小部屋”っぽさがあるなど、なんともソソる室内になっている。
もちろんエンジンも男心をソソるもの。強化クランクシャフトや専用ピストン、改良型のターボチャージャーなどを駆使し、306ps、450Nmをというハイスペックを誇る。
初期挙動はあくまでも高級車らしい落ち着いたモノ。だけど、いったん“スポーツモード”を選択しアクセルペダルを踏みこめば、ガツッとGを生む鮮烈な加速×クイックすぎるハンドリングで、まさにこれは〈ミニ〉ならではのゴーカート・フィーリング!
とはいえ、ホイールベースの長いクラブマンなら、ジェントルな横顔もきちんと持っていて、カクカクするようなピッチング挙動はきれいにいなされ、ドライバーを振り回しすぎることはない。だから、実はファミリーカーとしても使えちゃうくらいにオールマイティなのだ。
しかもこのジョン・クーパー・ワークス クラブマンは四輪駆動。だから、この季節、腕に覚えのある人なら、スノードライブもオススメ。楽しいドライブ体験が待っているぞ~!
★DATA〈ミニ〉ジョン・クーパー・ワークス クラブマン
●全長×全幅×全高:4275×1800×1470mm
●車両重量:1600kg
●ホイールベース:2670mm
●エンジン:2ℓ直列4気筒DOHC MINI ツインパワー・ターボ
●最高出力:225kW(306PS)/5000rpm
●最大トルク:450Nm/1750~4500rpm
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:四輪駆動
●税込み価格:568万円
●MINIカスタマー・インタラクション・センター
TEL:0120-3298-14