【セレブの愛車】最近はワイルド志向へと変化?
俳優クリス・パインが愛するクルマとは⁉
ヴィンテージカー愛が加速気味の俳優クリス・パイン。ここ数年、彼のコレクションは増え続けるばかりだ。もともと〈ポルシェ〉911カレラ(997型)をメインに乗っていた彼。その後、ナロー・ポルシェ、1968年製〈メルセデス・ベンツ〉280 SLをたて続けに入手。さらには、〈ポルシェ〉356A1600スピードスターにも触手を伸ばした。そして近頃ご執心なのが、〈ジープ〉グランドワゴニア。ドイツ産スポーツカーに愛を示していたクリスだが、ここにきて彼のヴィンテージ趣味は武骨なアメリカンSUVへ。端正な顔立ちからは想像できないワイルドな選択だが、古きよきクルマの味わいが、どうやらツボにハマった様子。今回は、そんな彼のヴィンテージカーコレクションをご紹介!
うわ~、これはかっこよすぎ。だってブルーにウッドパネルですよ。こんなクルマを見せられたら、クリスならずともノックアウトされるのは無理もない。で、このグランドワゴニアは富裕層向けのSUVとして登場し、1962年から1991年まで約30年間も製造されたクルマ。デビューから基本コンセプトを守り続け、今でも多くのアメリカ人に愛されている。クリスの愛車はV8エンジンを積んでいるから、その野太いサウンドにも魅了されたのかも。こんなクルマでLAの街を流してみたいと思うのは、クリスだけじゃないはず!
見目麗しいとは、まさにこのこと。W113、縦目のSLといえば、この美しい280 SLがあまりにも有名だ。その姿は、イタリアのカロッツェリア〈ピニンファリーナ〉が手掛けたといわれるだけに、エレガントでセクシー。さらにクリスの愛車は、上品なホワイトボディに赤の内装と、華やかさもハンパなし。常にピカピカにして乗っている点もさすが!
マルーン5のアダム・レヴィーンや俳優ジュード・ロウも愛する、名車中の名車がこのクルマ。クリスの愛車は1955年から1959年に製造・販売されたもので、〈ポルシェ〉好きのセレブならずとも愛好者が多い。フロントフェンダーにはSpeedsterのロゴ。丸くふくよかなボディは意外に小さい。そしてコチラもピッカピカ。適度にヤレたクルマもヴィンテージ感があって魅力的だけど、このように磨き抜かれたクルマはオーナーの愛が感じられて微笑ましい。“ヴィンテージカーは美しく乗る”が、どうやらクリス流の楽しみ方のようだ。
〈ポルシェ〉好きなら一度は手に入れたいのがナロー・ポルシェだろう。クリスも997型の〈ポルシェ〉911カレラを持ちながらもコチラを入手。「最新の〈ポルシェ〉は最良の〈ポルシェ〉」という言葉があるけど、1963年デビューのナロー・ポルシェに関しては話が別。クリスもそう思ったのだろうか、深いグリーンのナローを大切に乗っている。見た感じは全くのノーマル仕様。オリジナルコンディションで乗るのは、このクルマをリスペクトしている証かも。