原点回帰をテーマにしたら、こうなった! 〈トヨタ〉ランドクルーザー250
出るぞ出るぞと噂されていたコチラ、フタを開けたらこうだった(驚)! そう、まさにサプライズの連続だったのが〈トヨタ〉ランドクルーザー250の発表会。「え、ランクルなの?」「プラドじゃないの?」、そう思った人は少なくないはず。実は今回、メディアに届いたインビテーションにも『新型ランドクルーザー発表会のご案内』というタイトルが付いていた。で、フタを開けたらこんなことに。その詳細をレポートしたい。
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まず、このランドクルーザー250は、事実上ランドクルーザー・プラドの後継となる。しかし、上位モデルであるランドクルーザーの伝統である型式名、つまり三桁の数字“250”が与えられ、ランクルファミリーとしての性質をより強めた。
また、デザイン・コンセプトも大幅に変わり、全くの新型車として登場。そして、今回の新型登場に伴い、一部マーケットを除いては“プラド”の名前は廃止される。このへんは一抹の寂しさを感じないでもないが、新型の気合の入りようを見て、その理由を聞けば納得するとともに、新型への期待のほうが膨らんでしまうこと請け合いだ。
名称変更の理由としては、今回の新モデルのテーマが“原点回帰”だったからだという。これはランドクルーザー300でも掲げられていたが、ランドクルーザー250もまた、同じテーマで製作されたということになる。そのテーマを最も端的に表しているのが、なんといっても直線的なデザイン! 歴代プラドの、どこか都会っぽさを残したルックスから一転、まさに開発陣の言葉どおり、“オフロードのど真ん中”を体現したかのよう! オフロードでメンテナンスをしやすい、というしっかりとした理由で、直線基調が採用されたのも好感が持てる。
さらにサプライズは、購入後に2種類のライト(直線と丸目)を選べるというもの。昨今、新型車は半導体不足の影響により、納車にかなりの時間を要している。おそらくこの250系も、あっという間に4〜5年の長い行列ができるであろうことは想像に易い。そのあいだ、決意が変わっても顔を変えられる、もしくはその間にデザインの流行が多少変わっても納車時に判断できるというのは嬉しい気遣い。それに、世界広しといえどもこの規模の会社で、生産ラインまでも巻き込む、こ〜んなウルトラCをやってのけられるのは、〈トヨタ〉だけだと思う。
さらに凄いのはパワートレーンの豊富さ。グローバルでは5種類、ランクルシリーズでは初のハイブリッドが用意される。その内訳はこう。
①2.7ℓ ガソリン
②2.4ℓ ガソリンターボ
③2.4ℓ ガソリンターボハイブリッド
④2.8ℓ ディーゼルターボ
⑤2.8ℓ ディーゼルターボ(48Vシステム)
ちなみに日本では特別仕様車ファースト・エディションを含めて、2024年前半の発売を予定している。ホットな新型が続く〈トヨタ〉。ますます目が離せなくなりそう!
★DATA 〈トヨタ〉ランドクルーザー250
●全長×全幅×全高:4925×1980×1870㎜
●ホイールベース:2850㎜
●エンジン(日本導入予定):2.8ℓディーゼルターボ(150kW・204PS、500Nm)、2.7ℓガソリン(120kW・163PS、246Nm)
※数値はプロトタイプ
●トヨタ自動車 お客様相談センター
TEL:0800-700-7700
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