お顔も変更したBEV第2弾! 〈ボルボ〉XC40 リチャージ
海や自然を愛する『Safari Online』読者諸兄にとって、カーボンニュートラルはもはや、他人事ではない話題なのでは? インフラの問題からも、日本においてはBEVが一概に環境に優しいと言い難い局面もあるのは事実だけれど、明確に環境負荷低減を謳い、クライメートニュートラルに向けてハンドリングをしている企業を応援したい、という人は多いハズ。
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2022年のSDGs達成度ランキングは、1位フィンランド、2位デンマーク、そして3位がスウェーデンと北欧諸国が上位を占めている。そんなスウェーデンに本社を置く〈ボルボ〉は、絶え間なく環境問題、そして人への発信を続けている。〈ボルボ〉は環境負荷低減への手段のひとつとしてプロダクトの電動化を強く推し進めているのだが、そんな同社から、第2弾となるBEVが到着した。XC40 リチャージだ。
すでにクーペSUVスタイルのC40リチャージをラインナップしている〈ボルボ〉。今回導入されたXC40 リチャージはすでに、以前からSUVファミリーの末っ子として存在するモデルを電動化したもので、姿形には目に馴染みがある。しかし、実は今回、このリチャージの導入と同時に、発売以来はじめてのフェイスリフトを受けている。そう、XC40シリーズ自体がブランニューされているのでそこも含めてチェックしていこう。
ディメンションに違いはないが、グリルまわりは先に発売されたC40リチャージと揃い、先進的な表情になった。ピクセルテクノロジーが採用されたLEDライトは、片側84個のLEDユニットが、最大5台の他車を認識し、防眩をしつつ十分な光量をドライバーにもたらしてくれる。形状もやや三角形になり、より優しい表情に生まれ変わった。
新デザインのホイールが採用されたのも凛々しい。〈ボルボ〉はデザインを非常に重視するメーカーだけど、毎回攻めたタイヤサイズを用意し、目を喜ばせてくれる。今回もスポークの太いBEVならではのデザインで、足元の堅牢さをアピールする仕上がりだ。
インテリアでいえば、いち早くグーグルアシスタンスと協業し、ボイスコマンドやスマート家電の連携などを叶えている。また、空気清浄機能の“エアピュリファイヤー”を採用し、室内の空気を清潔に保つといった機能も組み込まれた。最上級グレードではレザーフリーを叶えて、ウールのシートが採用されたのも“らしい”演出だ。
走りに関しては、C40リチャージとシステム・出力などは同じ。フロントモーターのFWD、そしてフロント・リアにモーターを搭載する4WDの2つが用意された。シングル/ツインで出力の違いはややあるものの、同じモーターが単純に倍となる設計のため、街ナカで走るなら軽快でパワフルなシングルモーターで十二分の爽快さ。対してツインモーターはハンドリングも重厚で、コーナー出口あたりの押し出し感が強く感じられ、リッチな乗り味を楽しめる。
むろん、どちらを選んでも世界をベンチマークする予防安全技術は網羅されているから、是非お好みのパワートレーンを、北欧ならではのお洒落なルックスで楽しんでほしい。
★DATA 〈ボルボ〉XC40リチャージ アルティメット ツインモーター
●全長×全幅×全高:4440×1875×1650㎜
●車両重量:2150kg
●ホイールベース:2700㎜
●一充電走行距離:484km
●システム最高出力:300kW(408PS)/4350~1万3900rpm
●システム最大トルク:660N・m(67.3kgm)/0~4350rpm
●トランスミッション:1速固定式
●駆動方式:四輪駆動
●税込み価格:679万円
●ボルボ・カスタマーリレーションセンター
TEL:0120-019-270
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