アクティブ派が選ぶタフなCクラス! 〈メルセデス・ベンツ〉C 220 d 4MATIC オールテレイン
「もうSクラスじゃなくていいんじゃない?」な〜んて勘違いをさせるほど、革新的に素晴らしくなった〈メルセデス・ベンツ〉新型Cクラス。ま、実際Sクラスに乗ってしまえば「やっぱりSクラスは圧巻!」と唸ってしまうのが同社の凄みではあるんだけど(笑)。それはさておき、“全世界的ミドルクラスのベンチマーク”であるということのプライドは、微に入り細に入り表現されている。
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そんな魅力にあふれたCクラスに、また新たな選択肢が追加された。ステーションワゴンをSUVルックに仕立てた1台、“オールテレイン”だ。なかでも今回は、ディーゼルエンジンのC 220 d 4MATIC オールテレインをご紹介したい。
ルックスはステーションワゴンとよく似ているが、随所にこだわりの棲み分けが見られる。まず、フロントのスリーポインテッドスターから左右に伸びるルーバーが、〈メルセデス・ベンツ〉のほかのSUVモデルと共通の、シングルルーバーデザインとなっている。
最低地上高も約40㎜高められ、さらにその車高を際立たせるように、オフローダーらしい前後の専用バンパーとアンダーガードを備えた。ちなみにこのアンダーガード、よくある樹脂製ではなく、ギラッと輝くメタル。このあたりに、〈メルセデス・ベンツ〉らしい高級感やCクラスファミリーらしい若々しさが表現されている。対して前後フェンダーのアーチは樹脂製でカジュアル。このメリハリがさすがのテクニック!
しかし、ルックスと車高だけで“オールテレイン”を名乗るような〈メルセデス・ベンツ〉じゃない。
まず、Cクラスの基本として、現在新型には全モデルがマイルドハイブリッド化されている。48Vモーターに加えて、ISGという高出力モーターとエンジンを直結させたシステムを搭載し、スッキリした走り出しや燃費に貢献させている。そして、このISGがディーゼルエンジンにも搭載されているのが注目点だ。
最高出力は200PS、最大トルクは440Nmと、数値もスゴイが実際の走りはもっと体感系。既出のエンジンをISGに合わせてブラッシュアップしていることも合わさって、この4気筒ディーゼルエンジンが苦手としていた、低速のもたつきやスカスカしたもの足りなさをきれいにカバー。痺れるほどの加速の素直さを叶えている。このワクワクするようなストップ&ゴーは、週末の遠出だけでなく日常の通勤だって、新鮮に感じさせてくれること請け合い!
また、オールテレインだけの機能として、オフロードモードが2つ追加されている。SUVほどの車高は必要ないけれど、走破性は欲しい、な~んて“痒いところに手が届く”仕様なのだ。
もちろんアシスタンスやセーフティ系もSクラス同等。また、アダプティブクルーズコントロール作動時にややストレスだった、ステアリングのトルク式センサーが静電式に変わり、ハンドル保持をきちんと感知してくれるようになったのもプチ嬉しい!
★DATA 〈メルセデス・ベンツ〉C 220 d 4MATIC オールテレイン
●全長×全幅×全高:4760×1840×1495mm
●車両重量:1870kg
●ホイールベース:2865mm
●エンジン:2.0ℓ直列4気筒DOHCターボチャージャー付き
●最高出力:147kW(200PS)/3600rpm
●最大トルク:440Nm(44.9kgm)/1800~2800rpm
●トランスミッション:9速オートマチック
●駆動方式:四輪駆動
●税込み価格:796万円~
●メルセデスコール
TEL:0120-190-610