WEB上で新プロジェクトを開始!
〈パネライ〉CEOが今伝えたいこととは?
世界中に多くのファンを持つ、イタリア時計ブランドの名門〈パネライ〉。このブランドが、WEB上で“PAMCAST(パムキャスト)”という新プロジェクトを6月に立ち上げている。その内容は、“It’s all about what you don’t see”をコンセプトに、バーチャルな旅へと誘うストーリーを随時アップするもの。果たしてこのプロジェクトは、一体どんな目的でつくられているのだろうか? 今回〈パネライ〉CEOにインタビューする機会を得たので、さっそく聞いてみた。
“イタリアンカラーズ”と題して、トスカーナのオアシスと誉れ高いアルジェンターリオでのダイビングとその周辺情報を紹介している“パムキャスト”第1弾。こちらは究極のマリンウォッチ〈パネライ〉ルミノール マリーナ カーボテック‐44mmから想起されるようなコンテンツとして、現在ブランドWEBサイトにて公開中。実際に見ると、まるで現地で実際に旅をしているかのような気持ちになる。
ダイビングスポットで名高いアルジェンターリオの中でも、〈パネライ〉がおすすめするのはブンタ・セッカ。パムキャストでは写真のような美しい世界を楽しむことができる
外部衝撃や腐食に対する耐性が高い独自のカーボテック素材を採用。重量もわずか96gと非常に軽く扱いやすい。あざやかなブルーのスーパールミノヴァが印象的なサンドイッチダイヤルも特徴的。ケース径44mm、自動巻き、カーボテックケース、スポーテックストラップ(ブラックラバーのスペアストラップ付き)、30気圧防水。142万円(パネライ/オフィチーネ パネライ)
パムキャストへはコチラから!
そんな体験を届けてくれる“パムキャスト”の目的を、〈パネライ〉CEOであるジャンマルク・ポントルエが語ってくれた。
「〈パネライ〉のWEBサイト自体のアクセスも増えてきたので、なにかデジタルなプラットフォームを使って、お客様とコミュニケーションしたいと思ったのがきっかけです。実はパムキャストをはじめる前に、“OWN YOUR TIME”というキャンペーンをインスタグラムでやりました。インスタライブではブランドアンバサダーたちが毎週のように登場し、これが非常に盛り上がったんです。そこで、商品情報以外でもブランドの世界感を伝えたいと思い、それがパムキャストに繋がったわけです。インスタライブと違って、WEBサイトは世界中の人が時間帯に関係なく自由にアクセスできますからね」
もちろんそんな取り組みをはじめるにあたって、コロナ禍の影響もあったようだ。
「確かにこのアイデアが生まれるにあたって、新型コロナ感染拡大の影響はありました。物理的に移動することが困難になりましたが、お客様が〈パネライ〉と一緒にいる時間が、むしろこうしたデジタルコンテンツを通じて増えています。また、〈パネライ〉のDNAの1つは、〈パネライ〉の腕時計は身につける人とともに、どこへでも(たとえ海の中でも)旅をすることです。〈パネライ〉が厳選した旅をバーチャルで体験していただけたり、ブランドアンバサダーの冒険を見ることができるパムキャストは、〈パネライ〉ファンにとって毎回楽しみにしていただけるものになると自信をもっています」
そう語ってくれたジャンマルク・ポントルエだが、一方でイタリアの素晴らしさを伝えたいという気持ちも強いようだ。
「〈パネライ〉は、時計専業としてはイタリアで唯一のブランド。パムキャストの第1弾“イタリアンカラーズ”をご覧になってわかるとおり、イタリアには素晴らしいデザインと文化、自然があります。そういったものだったり、いろいろなものを〈パネライ〉と一緒にアピールしていきたいのです。その意味でいうと、〈パネライ〉はもはや時計ブランドということではなくて、ライフスタイルブランドといえるかもしれませんね」
今後も毎月1つの商品にフォーカスを当てて、その商品にまつわることやイタリアに関連したストーリーを8つのプラットフォームにて配信していく予定。そのほか、昨秋NYで行う予定だった、パネリスティ(〈パネライ〉のファンのコミュニティ)20周年を祝うイベントや、〈パネライ〉ファンのパッションをデジタル上で表現してもらうようなコンテンツも企画進行中とのこと。
さらに最近、Spotifyの公式アカウントもオープン。こちらでは“イタリアンカラーズ”をテーマに、〈パネライ〉が選曲したプレイリストを展開中だ。
Spotifyへはコチラから!
〈パネライ〉ファンならずとも、時計ファンやイタリア好き、そして旅好きは是非注目していただきたい。
パネライCEO ジャンマルク・ポントルエさん
●オフィチーネ パネライ
TEL:0120-18-7110