スイスの老舗メーカーの企業理念とは?
スイスの時計ブランドであり、機械式時計にこだわりつづける〈オリス〉。今年の6月にはじめて日本にブティックを出店する運びとなり、共同経営責任者のロルフ・スチューダーが来日した。
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- ハートに火をつけて! vol.107
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- ハートに火をつけて! Watches Safari Magazine
ORIS
「機械式にこだわり、時計作りには真摯に向き合っていますが、時計が好きな方が気負わず買える価格に設定していますし、銀座店もケース越しに時計を眺めるだけでなく、実際に気軽に手に取れるような居心地のいい空間になっています」と語るロルフ氏。昨今の〈オリス〉が取り組んでいる環境保全についてはどう考えているのだろうか?
「今取り組んでいるのは、世界中で問題になっているプラスチックゴミ問題です。私たちは海に散らばっているプラスチックを一掃する“パシフィック・ガベージ・スクリーニング”というプロジェクトに賛同しています。さらには、再生プラスチックを時計のケース裏やボックスに再利用するような試みも行なっています。高級な時計を買える人たちに、そんなサステイナブルなものをチョイスする選択肢を与えられればと願っています」
ROLF STUDER[ロルフ・スチューダー]
1972年、スイス・ルツェルン生まれ。スイスやフランスの大学で法律を学び、弁護士資格を取得。コカコーラ ビバレッジでマーケティングなどを多岐にわたり担当した後、2006年に〈オリス〉に入社。
環境保全を意識した限定コレクション!
高性能ダイバーズウォッチ“アクイス”をベースに作られた2000本限定の“クリーンオーシャン リミテッドエディション”。ケース裏にはリサイクルされたプラスチックがアートのようにはめこまれている。ケース径39.5㎜、自動巻き、SSケース&ブレス、300m防水。26万円(オリス/オリス ジャパン)
●オリス銀座ブティック
住所:東京都中央区銀座4-3-14
営業時間: 11:00~20:00
休日:不定休
TEL:03-6228-6866
雑誌『Safari』10月号 P270掲載
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