“唯一無二の時計作り”そこに隠された思いとは?
伝統に根差したスイスメイドの時計でありながら、大胆な発想を加えた独特のデザインで多くの人々に愛されるブランド〈コルム〉。
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- ハートに火をつけて! Vol.86
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- ハートに火をつけて! Watches Safari Magazine
新作が発表されるたびに新たな一面を発見することができる同ブランドのモットーについて、最高責任者ジェローム・ビアードに聞いた。「伝統的な時計を“楽しんで使ってもらいたい”という思いから、他社にはない“カブらない時計”をみなさまにお届けすることを我々は大切にしています。そこで、“夢を形にする”というコンセプトのもと、常に新たな手法を取り入れ、歴史に残るものを生み出しています」
また、ブランドを代表する“アドミラル”について「セーリングの後にブレザーを着る習慣があったので、船上でも公の場でもふさわしい時計として国際海洋信号旗をモチーフにしたデザインが用いられました」と、ダイバーズなど機能性を重視する“海向き時計”が多い中で、デザイン性で魅せる珍しいマリンウォッチが誕生した秘話についても語ってくれた。
日本限定モデルが登場!
1985年に誕生したマリンウォッチの名作“アドミラル”の日本限定カラーがコチラ。12角形のフォルムと国際海洋信号旗モチーフ、ケースとブレスに施されたブルーのPVD加工はそのままに、ダイヤルは12芒星に似たフォルムを立体的に造形。ケース径42㎜、自動巻き、SSケース、アリゲーターストラップ、50m防水。55万円(コルム/ GMインターナショナル)
Jérôme Biard[ジェローム・ビアード]
1963年、フランス生まれ。時計業界に長年従事し、2017年7月にシティチャンプ・ウォッチ&ジュエリー社の欧州時計部門ディレクターに。9月に〈コルム〉と〈エテルナ〉の経営を引き継ぐ。
雑誌『Safari』2月号P226・227掲載