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URBAN SAFARI アーバン サファリ

2022.11.05

いくらカジュアル全盛でもコートだけは話が別。
上司の貫禄アップは“ダブル”にご利益あり。

ビジネスの装いがカジュアルになった今だからこそ、上質なコート選びが、社会的地位や風格の違いを印象づけるポイントとなる。なかでも効果テキメンなのが、やっぱりダブルのコート。とりわけそれが、一流ブランドがクオリティを堅持する逸品なら、貫禄アップの願いは成就するに違いない。

GIORGIO ARMANI

上司の貫禄アップは“ダブル”にご利益あり。カシミヤにごく少量のポリエステルを混紡し、しなやかさと軽さに拍車をかけた。肩線を落としたドロップショルダーが、力の抜けた装いを印象づける。コート106万7000円、ジャケット33万円、ニット15万4000円、パンツ14万6300円、シューズ15万4000円(以上ジョルジオ アルマーニ/ジョルジオ アルマーニ ジャパン)、その他はスタイリスト私物

お家芸の軽やかな仕立てが
優雅さの演出にひと役買う。


〈ジョルジオ アルマーニ〉は、テイラード服に“快適さ”という新しい価値観をもたらした先駆者。“アンコン”という呼称が定着する遥か前から、パッドや芯材を省いた仕立てで、軽やかな着心地を追求してきた。このコートでも、そのお家芸を存分に楽しめる。なめらかなカシミヤ生地を表裏で繋ぎ合わせるダブルフェイス仕立てを採用したことで、羽根のような着心地にして張りを持たせることに成功。優雅なドレープからは、貫禄が滲み出る。

POLO RALPH LAUREN

上司の貫禄アップは“ダブル”にご利益あり。高めのゴージラインが、精悍な印象。コート20万9000円、マフラー参考商品(以上ポロ ラルフ ローレン/ラルフ ローレン)

ポロ競技に端を発するコートで
品よく軽快に。


19世紀後期に英国のポロ選手が着用したウエストコートを原型とするポロコートを、ファッションに昇華。ターンナップ袖やフレームドパッチポケットといったディテールを踏襲する一方、ブラウンを基調とする上品なグレンチェック柄で華やかさを印象づけた。

BRIONI

上司の貫禄アップは“ダブル”にご利益あり。ブランド創設75周年を記念してデザインされたモデル。コート112万2000円、グローブ10万7800円、スカーフ6万8200円(ブリオーニ/ブリオーニ クライアントサービス)

格式の高さを感じさせる配色が
貫禄をもたらす。


ロイヤルブルーが目を引くこのコートは、〈ブリオーニ〉を象徴するダブルスプリッタブル仕立て。これは、2枚のカシミヤを丹念に縫い合わせ、一枚の生地のように仕上げる職人技のこと。この製法が柔らかに隆起させたラペルで、威風堂々とした佇まいに導く。

LORO PIANA

上司の貫禄アップは“ダブル”にご利益あり。故セルジオ・ロロ・ピアーナ氏が愛したアルスターコートを現代的に再提案。コート132万8800円、マフラー7万3700円(以上ロロ・ピアーナ/ロロ・ピアーナ ジャパン)

突然の雨でも慌てずに
街を颯爽と歩ける。


カシミヤコートは雨が大敵だが、この1着なら突然のスコールでも慌てる必要なし。“レインシステム”と呼ばれる加工で、素材の風合いを損なうことなく撥水性を付与。水滴が玉状に弾かれ、汚れにも強い。アルスターカラーのラペルも力強く、頼もしい印象に。

BRUNELLO CUCINELLI

上司の貫禄アップは“ダブル”にご利益あり。軽快な着丈や深すぎない前合わせは、カジュアルにも馴染む。コート89万1000円、マフラー7万7000円(以上ブルネロ クチネリ/ ブルネロクチネリ ジャパン)

希少素材の心地よさと
暖かさの虜になりそう。


マリンコートに着想を得た風格ある佇まいながら、アルパカウールを贅沢に使った着心地はふんわり軽い癒し系。主張を抑えたワントーンのグレンチェックやヴィンテージ加工のメタルボタンも見どころ。そんな演出の巧みさが、着る人の個性を引き立てる。

ETRO

上司の貫禄アップは“ダブル”にご利益あり。ウエスト位置を高く見せる視覚効果が期待できる共布のベルトは、付け外し可能。コート35万2000円、スカーフ5万8300円(以上エトロ/エトロ ジャパン)

個性のアピールは
後ろ姿でもさりげなく。


キャメルカラーが映えるウールカシミヤコートは、振り向いた際に〈エトロ〉らしさが感じられる。アームの袖付け部分から袖口に向かって走らせた幾何学模様のパイピング風ディテールが、さりげない見どころに。裏地のペイズリー柄も目を楽しませてくれる。

JIL SANDER

上司の貫禄アップは“ダブル”にご利益あり。上襟の幅が広いラペルは、ボタンを閉じると首元にボリュームが生まれる。コート43万4500円、バッグ8万8000円( 以上ジル サンダー バイ ルーシー アンド ルーク・メイヤー/ジルサンダージャパン)

都会的な黒コートも
余裕を感じる素材感で。


ゆとりのシルエットや丸みを帯びたドロップショルダーから、ダブルコートのイメージをいい意味で裏切るリラックス感が感じられる1着。肩甲骨から下の裏地を省いたハーフライニング仕立てで、上質なバージンウールがもたらす優しい着心地を引き立てた。

LARDINI

上司の貫禄アップは“ダブル”にご利益あり。アンコンながら、美しくシャープな肩線を描く仕立てが白眉。24万7500円(ラルディーニ/トヨダトレーディング プレスルーム)、その他はスタイリスト私物

カラダを優しく包み込み、
グラマラスなフォルムに。


幅広のピークドラペルが胸元に立体感をもたらすチェスターコート。カラダのラインを美しく整えてくれる身頃や袖の立体シルエットも、上質なカシミヤを贅沢に使っているがゆえに描けるもの。上襟のブートニエールは、ブランドを象徴する装飾品として付属。

MACKINTOSH

上司の貫禄アップは“ダブル”にご利益あり。コート14万9400円(マッキントッシュ/マッキントッシュGINZA SIX店)、バッグ4万2900円(ダニエル & ボブ/ダニエル & ボブ ジャパン)

久しぶりのトレンチを選ぶなら、
思い切ってアップデイト。


ベーシックなトレンチコートに食傷気味なら、街映えするグレートーンのグレンチェックで目新しさを。生地自体も定番のコットンギャバジンではなく柔らかなウール製。ゆったりと着られるほどよいオーバーサイズ感も、今の気分にしっくりくるに違いない。

FENDI

上司の貫禄アップは“ダブル”にご利益あり。ボタンと配色を揃えた色使いは、ホワイトコートの面で着用する際も同じ仕様。ホワイト面は、3つのポケットがすべてパッチポケットとなる。コート83万6000円、ニット12万6500円、シャツ9万5700円、パンツ9万2400円、バッグ77万円(以上フェンディ/フェンディ ジャパン)、その他はスタイリスト私物

使い分けられるふたつの顔は、
甲乙つけがたい品のよさ。


優しいトーンのベージュは、ダブルコートでまとうと、年を重ねた大人だからこそ醸せる包容力や余裕を感じさせてくれる。しかもこのコート、実はふたつの色のカシミヤを張り合わせたダブルクロス仕立て。裏返せば白コートとして着用することもできる。どちらの配色も品があり、甲乙つけがたい魅力がある。気分や装いで色を使い分ける楽しさがある一方、前開きで着て裏面の配色をさりげなく見せれば、一目置かれる装いにも導けそうだ。

 
Information

●ジョルジオ アルマーニ ジャパン
TEL:03-6274-7070

●ラルフ ローレン
TEL:0120-3274-20

●ブリオーニ クライアントサービス
TEL:0120-200-185

●ロロ・ピアーナ ジャパン
TEL:03-5579-5182

●ブルネロ クチネリ ジャパン
TEL:03-5276-8300

●エトロ ジャパン
TEL:03-3406-2655

●ジルサンダージャパン
TEL:0120-919-256
 
●トヨダトレーディング プレスルーム
TEL:03-5350-5567

●マッキントッシュGINZA SIX店
TEL:03-6264-5994

●ダニエル & ボブ ジャパン
TEL:03-6809-1051

●フェンディ ジャパン
TEL:03-3514-6187

『Urban Safari』Vol.30 P14~17掲載

写真=野口貴司、正重智生 スタイリング=中川原 寛 ヘア&メイク=松本 恵 文=遠藤 匠 構成=大嶋慧子
photo : Takashi Noguchi , Tomoo Syoju(BOIL) styling : Kan Nakagawara(CaNN) hair&make-up : Megumi Matsumoto text : Takumi Endo composition : Keiko Oshima
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