注目のウェイクサーフィン大会は思った以上に面白い!
見て遊んで楽しんだ“ジャパンオープン”!
今、世界が注目をしているマリンスポーツが、ウェイクサーフィン。その世界大会が、なんと日本で行われた。初めて目にする人も多数いたが、その波を起こすモーターボートの迫力には圧倒されたようだ。そんなパワフルな人口波を上手に捉えて大会を制したのは、さて誰だったのか⁉ さっそく紹介しよう。
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世界大会“センチュリオン・ウェイクサーフ・ジャパンオープン2019”が7月28日(日)、琵琶湖にあるマリーナリゾート“ロータリーピア88”で開催された。もちろん、競技をするのは、澄んだ水が美しい琵琶湖。モーターボート“センチュリオンボード”を走らせ、人工的に波を作り出し、その波に乗って派手なトリックを決めるのがこの競技だ。当日は、世界大会だけに、海外からも多くの選手が訪れ、それを一目見ようと、波乗り好きのファンたちでマリーナは賑やかになった。
センチュリオンボートってなに?
波を起こすことに特化して作られたセンチュリオンボートが作り出す波は、海でいう腰から腹のサイズ。波の高さや強さ、長さなどもほかでは味わえないパワフルさがあるという。そのうえ、作る波は安定して整っているというところもこのボートの魅力のよう。今では、レギュラーとグーフィーの波の切り替えもタッチパネルひとつでできてしまう。かなりの最先端技術だ。
大会当日は快晴。選手にとっても観客にとってもこのコンディションは最高だ。多くの観客が見守る中、予選からスタート。そもそも、ウェイクサーフィンは、ボードの種類、性別、レベルに合わせて多くのカテゴリーに分かれている。なかでもこの大会で目を見張ったのは、アウトロー・メン・サーフというハイレベルのクラス。というのも、1位から3位までの表彰台を日本人選手が独占したからだ。世界でもトップクラスの3人のため、この結果は不思議でもなんでもないが、ジャパンオープンでこの雄姿を見せられたのは、今後の日本でのウェイクサーフィンの発展にひと役買ってくれるはずだ。
優勝:中山健太郎選手
2位:梅村圭司選手
3位:羽原俊介選手
15歳からウェイクサーフィンをはじめ、ワールドチャンピオンシップを4連覇した実力者。それがアシュリー・キッド。彼女は、日本でウェイクサーフィンを広める活動をしている現役選手。そのトリックを見ることができるなんて、やはり世界大会は違う。彼女の波乗りはアグレッシブで、メンズを凌ぐパワフルなライディング。特に、エアの形と高さにはこだわりを持っていると自身で語るように、エアの高さはハンパない。なかなか見ることのできないパフォーマンスに、観客も沸いた。
選手たちの激闘を見るのはもちろん楽しい。でも、それだけで終わらないのが、今回の大会の面白いところだった。会場になった“ロータリーピア88”は、ウェイクサーフィンを見る以外にも楽めるものがある。たとえば、琵琶湖を眺めながら入れるプール(マリーナ会員限定)。ぐっと喉を潤せるバーカウンター。暑さをしのげる木陰が心地いい湖畔など。大会を見ながら、ときには休んだり自由に遊べるスペースがあるっていうのも魅力。
さて、ウェイクサーフィンの世界大会、いかがでしたか? 話題の競技を知って、体験してみるっていうのも、アクティブ好きな男にはいい刺激になるはず。いち早く、世界的に広がりを見せるこの流行りの波に乗ってみてはいかが?