最上級の鉄板デートは、ラグジュアリーホテルの王道フレンチ!
数ある外資系ラグジュアリーホテルの中でも、美食のホテルと称されているのが〈マンダリン オリエンタル 東京〉。ミシュランガイドでは、3つのレストランで1つ星、ひとつのレストランでビブグルマンを獲得していたこともあるという、美食家のためのホテル。いくつものレストランがある中で、メインダイニングともいえるのがフランス料理の〈シグネチャー〉。こちらの料理を存分に堪能したいのなら、ディナーに提供されている“5品のディナーコース”、もしくは、“6品のディナーコース”がオススメ!
“5品のディナーコース”(1万9250円)は冷たい前菜・温かい前菜・魚料理または肉料理・チーズ・デザートといった構成で、“6品のディナーコース”(2万2550円)は魚料理と肉料理のどちらも楽しめる。ふたつのコースともプリフィクスコースになっていて、冷たい前菜や温かい前菜、魚料理や肉料理をそれぞれ選べるのが嬉しいところ。
“フォアグラブリオッシュ レッドポートのジュレ”
“フォアグラブリオッシュ レッドポートのジュレ”は、2週間マリネしたフォアグラをブリオッシュ生地で包み込んだという手間のかかった冷たい前菜。なめらかな口当たりのフォアグラとふっくらとしたブリオッシュは相性抜群で、ポートワインのジュレによって高貴な香りをまとう。
“ブルターニュ産オマール海老 パリ風”
“ブルターニュ産オマール海老 パリ風”は、高級食材であるブルターニュ産オマールブルーをふんだんに用いた逸品。オマールブルーの旨味と滋味が完全に表現された一皿で、優しい甘味をもつカリフラワーのクリームが寄り添う。オマール海老を模したプレゼンテーションも白眉だ。
“A5和牛フィレ肉のロースト ボルドレーズソース ポムアンナ”
メインディッシュに味わっておきたいのが、“シグネチャーディッシュ”の“A5和牛フィレ肉のロースト ボルドレーズソース ポムアンナ”(+5000円)。脂がのったA5ランクの黒毛和牛フィレ肉を丁寧に火入れして、その佳味をしっかり閉じ込めている。濃厚で芳醇な赤ワインソースは、和牛の力強い妙味に負けていない。付け合わせの“ポムアンナ”は、ポテトの薄切りを重ねて焼いた郷土料理。ジャガイモの香ばしさと甘味をたたえた一品で、ちょうどいい箸休めに。
シェフソムリエを務める野坂昭彦さんのワインペアリングも出色。料理とマリアージュする、フランスをはじめとした世界のワインをペアリングしてくれるので、是非ともリクエストしたいところ。
目を見張るようなシティビューも美食体験を盛り上げる!
ラグジュアリーホテルの王道フレンチなんて、これ以上の鉄板デートはないよ。
●〈マンダリン オリエンタル 東京〉シグネチャー
住所:東京都中央区日本橋室町2-1-1 マンダリン オリエンタル 東京37F
営業時間:ランチ11:30~13:30LO、ディナー18:00~20:00LO
定休日:月・火曜
TEL:03-3270-8188
URL:https://www.mandarinoriental.com/ja/tokyo/nihonbashi/dine/signature
※サービス料別
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1976年台湾生まれ。テレビ東京「TVチャンピオン」で2002年と2007年に優勝。ブッフェ、フレンチ、鉄板焼、ホテルグルメ、スイーツをこよなく愛する。炎上事件から美食やトレンド、食のあり方から飲食店の課題まで、独自の切り口でわかりやすい記事を執筆。料理コンクール審査員、講演、プロデュースも多数。