なりたい自分になるために、メガネ選びで知っておきたいこと!
“メガネをかけると男前に見える”。それって、あながちウソじゃない。メガネをかけることで顔がシンメトリーに見えるのだが、その対称性は美しさにおけるひとつの基準でもある。要は、“メガネをかける=顔が整って見える=男前に見える”ってわけだ。とはいえ、人によって似合うメガネとそうでないものがある。せっかくの身だしなみが無駄にならないよう、まずは自分に適したメガネの種類を知っておくといい。
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ポイント1:とにかく試着はマスト
ポイント2:なりたい自分のイメージを明確に
ポイント3:形ごとのイメージを把握する
メガネがお洒落アイテムとなって久しい今日この頃。思い返せば、そのはじまりはウェリントンだった気がする。その後、バリエーションは拡大。トレンドも生まれ、ウェリントンからボストン、ラウンド、メタル、そしてクラウンパントなど、様々な形のフレームが登場。まあ、それらのフレーム自体は昔からあったワケだが、メガネに縁のない人にも広く知られるようになったのは、ここ20年ぐらいと言ってもいいだろう。
ファッションのトレンドがそうであるように、昨今のメガネのトレンドも出揃った感がある。つまり、どんな形のフレームも楽しみどきってコト。ならば、主要なメガネフレームの種類を知っておきたい。で、今回は7種類のフレームの特徴を紹介。目元の印象がコーデ全体に与える影響は大きいので、それぞれのフレームが持つ雰囲気を把握しておくのはかなり重要だ。
《知っとくべき“メガネ”の主な種類!》
01
たくましい“ウェリントン”
[レイバン]
RAY-BAN
“ウェイファーラー” 2万4750円(レイバン/ルックスオティカジャパン カスタマーサービス)
やっぱりコレが筆頭!
1950年代のアメリカで大流行し、その後定番化したのがウェリントン。スクエアをベースにしつつ、リムの下部分が丸みを帯びているのが特徴で、クラシックタイプにおける象徴的な形といえる。幅が広く全体的に大きめとあって存在感があり、太めのフレームならたくましい印象に。1952年に登場した〈レイバン〉ウェイファーラーはその典型例で、サングラスにおいても定番の人気を誇る。
お茶目な“ボストン”
[オリバーピープルズ]
OLIVER PEOPLES
“グレゴリーペック”3万2670円(オリバーピープルズ/ルックスオティカジャパン カスタマーサービス)
意外にオールラウンダー!
ウェリントンと並ぶ、クラシック系フレームの代表格といえるのがボストンだろう。別名おむすび型とも呼ばれ、ウェリントンよりも上リム、下リムともに丸みが強いのが特徴。クラシック感が強めとあって渋さや落ち着きを示せる一方、丸みの強い形からヌケ感のあるお茶目な雰囲気も楽しむことができる。
アーティスティックな“ラウンド”
[モスコット]
MOSCOT
“ゾルマン”3万4100円(モスコット/モスコット トウキョウ)
個性派から絶大な支持を獲得!
ウェリントンやボストンと同様にクラシック系ではあるものの、キャラの強さから難易度が高いとされるラウンド。いわゆる丸眼鏡で、その愛嬌のある掛け姿がアメリカの喜劇役者ハロルド・ロイドをイメージさせると、別名ロイドメガネと呼ばれることも。戦前の日本においては標準型であったこともあり、また作家なども多く愛用していたことから、個性派や芸術家的なイメージも。
知的な“スクエア”
[アイヴァン]
EYEVAN
フレイ3万800円(アイヴァン/アイヴァン 東京ギャラリー)
頭脳明晰に見えるフレームNo.1!
その名のとおり、長方形のフレーム。角ばったその形は、彫りが浅く平坦に見えがちな日本人の顔を引き締めてくれる効果がある。特に丸型の顔の人には、すっきりと見せてくれるメリットが。総じてシャープな印象は、インテリジェンスを匂わせたいときにぴったり。フォーマルスタイルやビジネススタイルで定番のフレームとして人気があるのも、うなずける。
貫禄抜群な“ブロウ”
[ザ・スペクタクル]
THE SPECTACLES
“A.Oコンビネーション”7万9200円(ザ・スペクタクル/グローブスペックス エージェント)
貫禄と威厳を求める人の最適解!
上リムにセルやプラスチックを用い、下リムはメタルになったコンビフレーム。“ブロウ=眉”と名が付くとおり、太さのある上リムが眉のように見えるのが特徴だ。別名サーモントとも呼ばれ、1950年代にアメリカ海軍の将校が威厳ある顔付きを求めた結果生まれた形と言われている。そのことから、貫禄や渋さを求める際にうってつけなフレームであるのは、言うまでもない。
個性派だけど上品な“クラウンパント”
[レスカ・ルネティエ]
LESCA LUNETIER
“ピカ”4万700円(レスカ・ルネティエ/グローブスペックス エージェント)
ズバリこのフレーム!
今、最も注目されているフレームがこれ。その名は、ボストン(フランス語でパント)をベースに上リムがまるで王冠(クラウン)のような形になっていることが由来。フランス語が入っていることでわかるとおり、1950年代のフランスで流行したフレームで、個性的にしてどこか上品な雰囲気が魅力。長らくウェリントンやボストンの勢力が強かった中で、クラシック系新定番との呼び声も。
涼しげな“ツーポイント”
[ル ノア]
LUNOR
“クラシック ラウンド”3万6300円(ル ノア/グローブスペックス エージェント)
スッキリ涼しげな掛け姿!
いわゆるフチなしメガネのこと。レンズの左右に穴を開け、ブリッジやヨロイを設置することから、こう呼ばれている。フレームがないことでメガネの存在感が抑えられ、表情を邪魔しないのが特徴。さらに、そのミニマルなデザインはスタイリッシュで知的な印象も醸してくれる。ブリッジやテンプルには一般的にメタルが用いられることが多く、軽量性に優れているのも選択理由のひとつに。
たくましく見せたい、威厳あるように見せたい、知的に見せたい、個性的に見せたい。今回紹介した7種類のフレームで、大抵のなりたい自分にはなれるはず。冒頭でも述べたが、目元の印象はかなり強い。お洒落を楽しむなら、コーディネートと同様にメガネも着せ替えられるように種類を揃えたいものだ。
●アイヴァン 東京ギャラリー
TEL:03-3409-1972
●グローブスペックス エージェント
TEL:03-5459-8326
●モスコット トウキョウ
TEL:03-6434-1070
●ルックスオティカジャパン カスタマーサービス(オリバーピープルズ、レイバン)
TEL:0120-990-307
photo : Tomoo Syoju(BOIL) styling : Takumi Tagawa text : Masafumi Yasuoka