第6回“アスリートドレッサーアワード”野球 千賀滉大
自らのことよりチームの勝利!
ソフトバンクホークスの育成から這い上がって来た千賀滉大投手。150キロ超のストレートも十分だが、千賀といえば、やはり落差の大きい“お化けフォーク”だろう。ソフトバンク優勝に大きく貢献したことは間違いない。 福岡ソフトバンクホークスの投手として、2016年には先発ローテーション…
ソフトバンクホークスの育成から這い上がって来た千賀滉大投手。150キロ超のストレートも十分だが、千賀といえば、やはり落差の大きい“お化けフォーク”だろう。ソフトバンク優勝に大きく貢献したことは間違いない。
福岡ソフトバンクホークスの投手として、2016年には先発ローテーションに入り、12勝を挙げるなどし活躍。しかし、一般的に知名度が上がり、注目を浴びるきっかけとなったのがWBC2017ではないだろうか。圧倒的な投球で、コアな野球ファン以外にも知らしめることとなった。
勝率第1位のタイトルを獲得!
今年、千賀が勝率第1位という自身初のタイトルをつかんだ。だが、そのタイトルを失うリスクを負ってしまう、異例の先発志願があった。
チームの今季本拠地最終戦であった10月6日。この試合で“男気登板”を見せた。その時点で13勝4敗で勝率第1位で、この試合に出なければ当確。試合に出て、黒星がつけば同僚の東浜にタイトルを譲ることになってしまう。しかも、このタイトルは12勝3敗の昨季も獲得寸前で逃していた。だから、周囲からは投げなくてもいいのでは? という声も多かった。しかし、千賀はこの日先発志願し、マウンドに立つ。
9月25日の楽天戦は今季ワーストタイの7失点。防御率は2・20から2・56に落とした。千賀にとって悪夢だったに違いない。今季は左背部の張りで一時離脱したこともあり、シーズンを通して安定した投球を続けることができなかった。このまま不調な感覚で、CSを迎えるわけにはいかない。自身のタイトルを手放すリスクよりも、本来の投球を取り戻すことを最優先に考えた。目指しているのは自身のタイトルというわけではなく、優先すべきはチームの日本一。そんな思いが強かった。千賀はチームやファン、まわりのことを考えて、自身の復調を考え今季最終先発へ挑んだ。
結果は6回3失点。6回を投げたことで規定投球回もクリア。そして、チームやファンの期待に応えつつも、見事タイトルも獲得となった。
ファンならずとも、好感度の高い千賀。プライベートはというと、24歳ながら実は結婚していたり。是非ともファッションにも注目したい。
プロフィール
福岡ソフトバンクホークス所属。2010年に育成選手ドラフト4位で入団。2016年には侍ジャパン日本代表に選ばれ、今年3月のワールド・ベースボール・クラシックでは優秀選手賞を受賞。今シーズンは力強いストレートと“お化けフォーク”とも評される落差の大きいフォークボールを武器に、パ・リーグの勝率第一投手賞という個人タイトルを獲得。まさにチームの日本一に大きく貢献した投手。
千賀滉大ら受賞者6名が一堂に会する
『アスリートドレッサーアワード』は12月3日(日)開催!!
●第6回 アスリートドレッサーアワード
日時:12月3日(日)15:30~17:00
場所:阪急メンズ東京 有楽町マリオンセンターモール 1 F特設ステージ
参加:オープン