第6回“アスリートドレッサーアワード” ボクサー井上尚弥
アメリカンドリームへの大きな1歩!
この連載では、先日発表した第6回“アスリート ドレッサー アワード”の受賞者を毎日ご紹介。まず、最初はWBO世界スーパーフライ級王者の井上尚弥。日本ボクシング史上最高傑作という呼び声も高い。ハンサムなその顔立ちに、“モンスター”という呼び名は、意外に思うかもしれないが、まさしく…
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この連載では、先日発表した第6回“アスリート ドレッサー アワード”の受賞者を毎日ご紹介。まず、最初はWBO世界スーパーフライ級王者の井上尚弥。日本ボクシング史上最高傑作という呼び声も高い。ハンサムなその顔立ちに、“モンスター”という呼び名は、意外に思うかもしれないが、まさしく日本が誇る“怪物”だ。
そう、“モンスター”という異名にふさわしい伝説は数々あるが、多くの人がまさにそのとおり、と思ったのは2014年の年末ではないだろうか。スーパーフライ級の初戦、戦うのはナルバエス。相手は39歳ながら、過去一度もダウンしたことがないという伝説の名王者である。そんな連戦連勝の相手に、プロ8戦目での挑戦となった。下馬評では、さすがに黒星ではないかという声の中、なんと、たった2Rの間に4回ダウンさせたのだ。
アメリカで衝撃のKOデビュー!
さて、そんな彼が今年2017年9月、米国で衝撃のKOデビューしたのはご存知かと。カリフォルニア州カーソンのスタブハブ・センターで同級7位アントニオ・ニエベスに6回終了、TKO勝ちで6度目の防衛戦に成功した。ちなみに、日本人がアメリカでのタイトル戦でKOしたのは、過去井上を含め3人しかいない。
そもそも、なぜこのアメリカ進出がスゴイことなのか。
やはり、アメリカというのはボクシングの聖地。世界中からスーパースターたちが集まり、1試合で100億円、200億円も稼ぐようなボクサーがいるような国に挑むことっていうのは、もちろんスゴイ。そして、井上は大金を求めるために、という理由だけではないということ。
なぜなら、実力があって知名度があれば、日本でも稼げるワケだし、あえてアメリカで無名王者として戦うリスクを負う必要はないだろう。実際、日本人世界チャンピオンの多くは、国内で防衛戦を重ねていたりする。そんな中、アウェイでの戦いに恐れることなく挑戦することは、やはりスゴイことだと思いません?
井上が挑戦する背景には、近年動画サイトが普及していることも大きい。というのも、今まで、日本人世界王者は日本国内での戦いが多いがゆえ、知名度、評価が低かった。ところが、世界中で試合動画が視聴できるようになり、井上は世界からも高い評価を受けている。だから、アメリカのボクシング関係者から待望されていたことも、アメリカ進出の要因のひとつ。しかし、このアメリカ進出で、実際に世界へその実力を示せたことは、非常に大きいなことといえるだろう。
そんな飽くなき挑戦を続けるボクシング人生は誰もが認めるところ。さらに、プライベートでのファッションも、なかなか洒落ているというのはご存じだろうか。普段の格好を垣間見ることはなかなか難しいが、この度の受賞で注目してほしいところ。そう、プライベートといえば、この10月5日に、第一子が誕生。父親となり、ますますの活躍が期待される。
プロフィール
1993年神奈川県生まれ。高校時代に史上初のアマチュア7冠を達成。2012年に大橋ボクシングジムでプロ転向を果たすと、2014年当時日本人男子最速となるデビュー6戦目での世界王座獲得。その後、跳び級でスーパーフライ級に転向。当時の世界最速となるプロ8戦目で2階級制覇を達成し、世界から注目を集める。2017年9月9日にはボクシングの本場アメリカのリングで衝撃KOデビュー。近々では2017年12月30日に横浜文化体育館で行われるタイトルマッチ、WBO世界スーパーフライ級12回戦にも注目。
『アスリートドレッサーアワード』は12月3日(日)開催!!
●第6回 アスリートドレッサーアワード
日時:12月3日(日)15:30~17:00
場所:阪急メンズ東京 有楽町マリオンセンターモール 1 F特設ステージ
参加:オープン