えっ、これから夏に突入するのにブラウン!? と思うでしょ。確かにブラウンと聞くとちょっと秋っぽい。でも今季は濃い茶色アイテムがかなり出ている。思いこみで避けてきたけど、このブラウン使いがかなり大人っぽく仕上がるポイントに! 是非試してみて。
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どこか懐かしい見た目を作る!
都会派なサーフコーデも好きだけど、やっぱりヴィンテージ感のあるレトロなサーフコーデも好き。根っからの海好きはそんなこと思っている人も多いのではないだろうか。で、その“ヴィンテージ感”を演出するにあたって、これまでなら味出しアイテムや褪せアイテムを使ってレトロな印象を作ってきたのでは? (確かにこの連載でも多数あり)。ただ、いつもそれじゃあ芸がない⁉ というわけで、今回はあえて褪せアイテムを使わずにレトロ感を出す方法を考えてみた。そのカギとなるのが色合わせ。ここでやっているように、実は“ブラウン×寒色”の組み合わせって、いやが応でもノスタルジックな表情が出る配色なのだ。ご覧のとおり、ここではTシャツもパンツも褪せ感のない、どちらかというとフラットな表情のアイテムを選んでいるけれど、どこかレトロな感じが出ているはず。これこそまさにこの色合わせの効果なんです。さらにロンTと大きめの半袖Tの重ね着も、ちょっと1980年代サーファーっぽい雰囲気を出しくれている。味出しされたアイテムを取り入れていないだけに、今までとは全く違う新鮮さがあるでしょ? “色褪せない”アイテムでもレトロなサーフコーデができるってわかったら、持っているアイテムがいろいろ使えるかもね!
水色Tシャツ6600円、白サーマルカットソー7700円(以上ビューティ&ユース/ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ 渋谷公園通り店)、パンツ1万7600円(スティーブン アラン/スティーブン アラン トーキョー)、手に持ったカーディガン1万4300円(ビームス プラス/ビームス プラス 原宿)、サングラス3万7730円(オリバーピープルズ/ルックスオティカジャパン カスタマーサービス)、スニーカー1万4850円(リプロダクション オブ ファウンド/スティーブン アラン トーキョー)
海でも使える万能T!
Tシャツの季節がやってきた! ということで、いろいろ買い揃え中の人も多いかと。なかでも、海でも街でも着まわしの効く大定番といえば、白T。でも、その白Tと張り合うくらい(⁉)今季万能Tとして使えるのが、無地の“茶”Tシャツ。今回は、そんな茶Tのポテンシャルを存分に活用した海コーデを紹介。まず主役となる茶色Tの選びのコツを伝授。それは暗い茶色よりも、まさしくミルクチョコレートのようなちょっと明るめのカラーを選ぶこと。そのほうが、砂浜や海や空の青さにもうまく馴染む。この〈キャバン〉の1枚は、絶妙な色合いと生地の厚さもほどよいのでオススメ。で、どんなふうに海コーデにするかというと、淡色と組み合わせるだけでOK。ここでは薄いベージュのコーデュロイショーツを合わせ、レトロ感のあるサーフコーデに。これ、暖色系はもちろん、水色やグリーンなどの寒色系でも茶Tには合う。さらに、茶小物をプラスして全体に統一感を出せば、大人な海コーデの出来上がりってわけ。白Tより上品で落ち着いた印象になるのがいいところ。え? 街で着るときはどうすればいいかって? そちらも簡単。白T感覚で、ジャケットやテイラードジャケットのインに使えばOK。茶Tは紺や黒といったベーシックな色との相性も悪くないからね。というわけでかなり使える茶T。この夏是非取り入れてみて~!
ジップアップニットパーカ4万2900円(サイドスロープ/フェニックスインターナショナル)、Tシャツ1万7600円(キャバン/キャバン 代官山店)、手に持ったシャツ2万8600円(アウターノウン/RHC ロンハーマン)、コーデュロイショーツ1万7380円(レミ レリーフ/ユナイト ナイン)、キャップ7480円(ピルグリム サーフ+サプライ)、サングラス3万4100円(モスコット/モスコット トウキョウ)、スニーカー5万9400円(フィリップモデル/トヨダトレーディング プレスルーム)
夏の暑さも心配なし!
久しぶりの外でのデートやホームパーティなど、ちょっとかしこまって出かけたいときは、アラフォーらしく渋~くキメたいところ。となると、夏っぽく明るいビタミンカラーを使うのは難しい。やはり大人らしさを考えると、ベージュや茶系の落ち着きがあって優しげなカラーに頼りたくなってくる。でも、それ正解。渋色にすることで、夏の軽快さや涼しげな雰囲気がなくなってしまうのでは? と心配しているのだと思うけど、その解決策はあるから。それが、素材選び。ここをしっかりと頭に入れておけば、渋色でも夏らしさが演出できる。で、今回は、ジャケットにシアサッカー、パンツにリネンをチョイス。どちらも夏にぴったりの風合いを出してくれる涼しげな素材感。足元は、スウェードだけどヌケのあるスリッポンタイプにすれば、爽やかさもひとしお。軽快さは十分だ。で、このタイプの色は、日焼け肌にもぐっと馴染んでくれるから、実は大人らしさと同時に頼れる男らしさも演出できるのがいいところ。今からせっせと肌作りをしておけば、夏の茶系を着こなすのにもちょうどいい。しかも、今季、茶Tシャツは注目のアイテム。白Tに代わって使い勝手がいいとも言われているので、是非是非チャレンジしてみて。
シアサッカージャケット6万1600円(トゥモローランド ピルグリム/トゥモローランド)、Tシャツ2万900円(OHU/HJM)、リネンパンツ2万900円(アントレ アミ/インターブリッジ)、サングラス3万5200円(アイヴァン/アイヴァン 東京ギャラリー)、スウェードシューズ2万1450円(シンアンドサン/エストネーション)
“透け”で夏仕様!
流行を問わない“レトロサーフ”な着こなしは、この春夏も引き続き楽しみたい。とはいえ、いつものスタイルから少しでもアップデイトして、まわりと差をつけたいもの。そこで今回は、2021夏バージョンの“レトロサーフ”なコーデをご紹介。まず、ベースとなるのは、レトロサーフの定番色であるブラウン。なので、メインアイテムとなるシャツを茶色にしてみた。が、実際茶のシャツってちょっと夏には重い印象になりがちですよね。といわけで、選んだのはひと工夫ある茶のシャツ。ただのコットン素材ではなく、なんと“透け素材”なのだ。これだと、透け感で軽さが出るのはもちろん、中に着たイエローのTシャツも透けて、レトロな雰囲気が加速。なんだかお洒落上級者っぽいでしょ? そこに合わせるボトムは、茶や黄色に馴染むベージュ。しかも、トップの透け感のよさを失わないシアサッカーの清涼感ばっちりショーツ。どう? 茶色メインの渋コーデでも、素材感に夏らしさを取り入れておけば、暑苦しくなることなんてない。透け感のあるシャツは、気温によって、Tシャツ・タンクトップ・ロンTなど、様々なインナーに羽織れるから重宝しそうでしょ? これなら、いつものレトロスタイルとはあきらかに違って、アップデイト感たっぷり。夏のレイヤードを楽しみたいなら、“透け”アイテムはおすすめ!
Gジャン5万3900円(RHC/RHC ロンハーマン)、半袖シャツ2万5300円(フィル ザ ビル/フィル ザ ビル マーカンタイル)、Tシャツ1万5400円(ロンハーマン)、ショートパンツ1万3200円(サタデーズ ニューヨークシティ)、サングラス3万7400円(モスコット/モスコット トウキョウ)、スニーカー2万2000円(コンバース/コンバースインフォメーションセンター)
● スティーブン アラン トーキョー
TEL:03-5428-4747
● ビームス プラス 原宿
TEL:03-3746-5851
● ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ 渋谷公園通り店
TEL:03-5428-1893
● ルックスオティカジャパン カスタマーサービス
TEL:0120-990-307
●RHC ロンハーマン
TEL:0120-008-752
●キャバン 代官山店
TEL:03-5489-5101
●トヨダトレーディング プレスルーム
TEL:03-5350-5567
●ピルグリム サーフ+サプライ
TEL:03-5459-1690
●フェニックスインターナショナル
TEL:03-5488-6390
●モスコット トウキョウ
TEL:03-6434-1070
●ユナイト ナイン
TEL:03-5464-9976
●アイヴァン 東京ギャラリー
TEL:03-3409-1972
●インターブリッジ
TEL:03-5776-5810
●HJM
TEL:03-6434-0885
●エストネーション
TEL:0120-503-971
●トゥモローランド
TEL:0120-983-522
●コンバースインフォメーションセンター
TEL:0120-819217
●サタデーズ ニューヨークシティ
TEL:03-5459-5033
●フィル ザ ビル マーカンタイル
TEL:03-6450-3331
●ロンハーマン
TEL:0120-008-752
photo : Tomoo Syoju (BOIL) styling : Takeshi Yanagawa、Takumi Tagawa(remix)
※価格は例外を除きすべて税抜き価格です