シュワちゃん2世の、野暮ったくならない
ボア襟アウターこなしとは?
若手の中でも群を抜いた洒落者として知られるパトリック・シュワルツェネッガーが、最近ハマっているがボア襟アウター。首元のボアが暖かそうだし、なによりワイルドな男っぽさを出せるのがイイところ。ではあるけれど、その反面でオーセンティックすぎる印象にもなりがち。いったい彼はどうやってボア襟アウターの野暮ったさを回避している?
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パトリックは最近‟もこもこ”アウターがお気に入り(シュワちゃん2世は‟もこもこ”アウター!)。さらに、こうした”ボア襟”も着用率は高い。で、パトリックの着こなしはというと、ボア襟アウターのインには必ずクルーネックを合わせるのがお約束のよう。そのおかげで首まわりがスッキリして、清潔感のある着こなしになっている。さらに、キャップを被ることで、ボリュームのある襟とのバランスを保っている。では早速、パトリックのボア襟こなしを見ていこう。
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ボア襟デニムジャケット
清潔感のあるシンプルコーデもポイント!
アメカジでも定番のボア襟デニムジャケットを着たパトリック。インにはクリーンな白Tシャツ、ボトムは細身の黒デニムというスタイルだ。非常にスッキリした着こなしだけど、ボア襟のおかげでどこかリッチで大人っぽい印象に。デニムジャケットと色合わせしたキャップで、スポーティさを加えているのもうまい。
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ボア襟スウェードJK
白アイテムと足元で軽さを表現!
こちらのパトリックは、濃紺が大人っぽいムートンジャケット姿。白Tはパンツにタックインして、キャップとさりげなく色合わせ。ベージュのパンツを効かせて、ほどよい土っぽさも感じられる着こなしになっている。ここでうまいのは足元のスリッポン。ゴツいブーツでは野暮ったさが出がちなところを、西海岸ノリで軽~く見せたのが正解だ。
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ボア襟ウールブルゾン
インパクトのある上半身で勝負!
続いてウールライクなブルゾンを羽織ったパトリック。ボア襟とキャップ、そしてインナーに覗かせた白Tでヌケを作りつつ、さらに星条旗柄のニットによってニュアンスを出した着こなし。足元を細身のダークトーンでスッキリまとめているのも印象的。あえて上半身のインパクトだけで勝負した都会派コーデといえそうだ。
パトリックの着こなしを参考に、都会的なボア襟ジャケットを楽しんでみては?
[ダブルピー ウエストポイント]
WP WESTPOINT
3万円(ダブルピー ウエストポイント/Safari Lounge)
潮っぽく骨太な印象がたくましい男に似合う!
〈ジャパンブルージーンズ〉とのコラボアイテム。ボア襟×コーデュロイボディで、レイドバックした雰囲気のGジャン型ブルゾンになっている。全体にボールバイオ加工を施したことで、自然なアタリを表現。多数の切り替えで立体感を出しつつも、ボディと同色のステッチですっきりとした見た目に仕上げている。秋冬の定番生地コーデュロイと、モコモコのボアを合わせた暖かな1着。
[スコッチ アンド ソーダ]
SCOTCH & SODA
3万6000円(スコッチ アンド ソーダ/Safari Lounge)
ボア襟でオーセンティックな大人の印象!
クラシックなハウンドトゥース柄のボディと無地の袖の切り替えで、メリハリ感を持たせたデザイン。袖にファスナーポケットを配したミリタリーテイストのディテールも面白い。袖口や裾をリブ編みで絞ってフィット感のある大人なシルエットに。コットンをベースとしたしっかとした生地感は男らしさを漂わせる。
[ディーゼル]
DIESEL
4万3000円(ディーゼル/Safari Lounge)
ボアとデニムの表情がレトロサーファーに似合う!
襟やライナーにボアを配した、潮っぽい印象のデニムジャケット。低めの胸ポケ位置や洗い加工による表情で、ヴィンテージ感もたっぷり。タックを活用したポケット使いも個性的。ふっくらとしたシルエット、コンパクトな丈感でボトムとのバランスが取りやすいのも魅力。褪せ加工を施したデニム素材が味わい深い1着。
●Safari Lounge
TEL:03-4485-1305
photo by AFLO