【Vol.39】イラク最前線で起きた悲劇。4月4日、兵士は死と直面した!
©National Geographic 戦争とは、遠い記憶ではなく、今でも世界のどこかで起こっているのが現実。なかでも、2000年代に起こった大きな戦争といえばイラク戦争だろう。2003年、イラクが大量破壊兵器を保持しているという大義名分で米英軍がバグダッドに侵攻したのがは…
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戦争とは、遠い記憶ではなく、今でも世界のどこかで起こっているのが現実。なかでも、2000年代に起こった大きな戦争といえばイラク戦争だろう。2003年、イラクが大量破壊兵器を保持しているという大義名分で米英軍がバグダッドに侵攻したのがはじまり。この戦争の転機となったといわれているのが“ブラックサンデー”と呼ばれる2004年4月4日だ。そして、この全貌を、まるでドキュメンタリーのような迫真のリアリズムで克明に描いたのが全8話のドラマ『ロング・ロード・ホーム』。自分たちの知らなかったイラク戦争の最前線でなにが起こっていたのか。敵に囲まれた兵士たちは、恐怖の中どう理性を保ち、勇気を持って戦いに挑もうとしたのか。極限状態の中で試される団結力と友情、絶体絶命のシチュエーションの人間ドラマに見る者は胸を揺さぶられる。さらに、戦争ものや実録ものを得意とする脚本家と『プラトーン』などを手掛けたプロデューサー、ほかにも戦争映画のエキスパートが集結し骨太なストーリーと臨場感あふれるシーンを実現したことで、よりリアルさを増している!
①"ブラックサンデー"とはなに?
ダッドで発生した米軍とイラク武装勢力との武力衝突事件。シーア派の民兵組織がパトロール中の米陸軍小隊を襲撃。米軍援護チームを交え戦闘へ。米兵8人が死亡し51人が負傷。これを機に各地で戦闘が広がり、イラク戦争が泥沼化していく
②故郷で待つ家族の思いは?
兵士は戦争の悲惨な現実に直面し、恐怖の中過ごしているが、アメリカで彼らの帰りを待つ家族もまた、眠れぬ日々を過ごしていた。涙をこらえ笑顔で送り出す妻と子供、不安を隠しきれない親。深い絆を感じる反面、軍人が払わなければいけない犠牲の大きさに言葉を失う
●ロング・ロード・ホーム
11月28日(火)21:00〜ナショナル ジオグラフィックで放送(毎週火曜21:00〜22:00 ※初回は2話連続放送)
●フォックス カスタマーセンター
TEL:0570-000-620(平日10:00~20:00 年中無休)
URL:tv.foxjapan.com
雑誌『Safari』 12月号 P351掲載