【Vol.85】“オクト”の生みの親が語る腕時計作りの使命とは?
ブルガリBVLGARI タリアの高級ブランド〈ブルガリ〉。なかでも高い人気を誇る腕時計“オクト”コレクション。その生みの親でブルガリ ウォッチ デザインセンターのシニアディレクター、ファブリツィオ・ボナマッサ・スティリアーニが来日。腕時計作りにかける思いを語ってもらった。「ム…
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タリアの高級ブランド〈ブルガリ〉。なかでも高い人気を誇る腕時計“オクト”コレクション。その生みの親でブルガリ ウォッチ デザインセンターのシニアディレクター、ファブリツィオ・ボナマッサ・スティリアーニが来日。腕時計作りにかける思いを語ってもらった。「ムーブメントからすべて〈ブルガリ〉の自社内で作られる腕時計。ブランドのアーカイブにもたくさんあるように、イタリア、ローマの文化はブランドそのもの。デザインでも大切にしています」
2017年の世界時計見本市“バーゼル・ワールド”で発表された、“オクト フィニッシモ ミニッツ リピーター”については「音が出にくい構造だったので、1年以上かけてチタンケースを製作。ダイヤルもオープンにするなど特徴的な音色を出すために大変苦労しました。〈ブルガリ〉のブティックに行けば必ずよい買い物ができる。そして、ロゴがなくても〈ブルガリ〉の腕時計だと思われるものを作ることが私の使命です」と明かした。
音符がキャッチーな限定モデル
神戸の老舗時計店カミネとのコラボで生まれた“オクト フィニッシモ ミニッツ リピーター”。ケース径38㎜、手巻き、チタンケース、アリゲーターストラップ、50m防水。他2モデルを含む3点1セットで3517万円(ブルガリ/ブルガリ ジャパン)
Fabrizio Buonamassa Stigliani[ファブリツィオ・ボナマッサ・スティリアーニ]
1971年、伊ナポリ生まれ。大学在学中に伊デザインの文化的ルーツを探る。2001年、生涯にわたる時計への情熱に突き動かされ、〈ブルガリ〉のウォッチ デザインチームに加わる。ʼ09年から現職。
●ブルガリ
TEL:03-6362-0100
雑誌『Safari』 12月号 P354掲載