【山縣亮太】が語るファッションとスプリントについて! 探求心を持って進化し続けたい!
独自のトレーニングスタイルを武器に、長年にわたり日本陸上界を牽引してきた山縣亮太。変化を恐れることなく、ただ前に進み続けるマインドは、自身のファッション観とも共通しているようだ。
- SERIES:
- アスリートとファッション! vol.4
陸上選手
山縣亮太
RYOTA YAMAGATA
1992年、広島県生まれ。セイコーホールディングス社員。リオ・デ・ジャネイロ五輪男子4×100mリレー銀メダリスト。2017~’18年に自己ベスト10秒00を2度記録するなど、日本を代表するトップスプリンターの1人として活躍している。
レザーボマージャケット61万円、シャツ9万円、ブラックのパンツ 参考商品、ブレスレット4万5000円(以上サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ/サンローラン クライアントサービス)、腕時計13万円(セイコー プロスペックス/セイコー ウオッチ)
5年前に行われたリオ・デ・ジャネイロ五輪。銀メダルに沸いた男子陸上4×100mリレーで、要となる第1走を任されたのが山縣亮太だった。世界トップレベルのスタート技術は、ベテランとなった今も衰えることがない。山縣は特定のコーチはつけず、データ分析からトレーニング方法までを自ら管理することで知られている。トップアスリートとしては非常に珍しいケースだろう。
「このスタイルで長年やってこられたのは、変わっていく自分が楽しいから。常に課題は尽きませんが、それを乗り越えて強くなった自分を見たい。進化していくプロセスも楽しいですし、新しい自分に会えると思うことが大きなモチベーションになっていますね」
そんな競技へのスタンスは、ファッションへの考え方にも当てはまりそうだ。普段はシャツなどのスマートなスタイルが好みだが、今回の撮影のようなワイルドな着こなしにも興味があるという。
「着てみたいけど、手を出しづらかった感じですね。年齢も上がってきて、最近は“渋い男になりたい”と思うようにもなってきました。実際よりも少しだけ年上に見られたいというのは常にあって、もしかしたら0.01秒でも早く走りたい気持ちに近いのかもしれません」
●サンローラン クライアントサービス
TEL:0120‐95‐2746
●セイコーウオッチ
TEL:0120-302-617
雑誌『Safari』2月号 P169~171掲載
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photo:Minoru Kaburagi(signo) styling:Nobuhiro Kasai
hair&make-up:Kazuya Matsumoto(w) text:Kunihiro Nonaka