〈ジミー チュウ〉話題のコンセプトストアの楽しみ方とは?
東京・銀座にオープンした、日本最大級のコンセプトストアが話題を集めている〈ジミー チュウ〉。NYとパリを拠点とする建築・デザイン事務所のクロスビー スタジオが手掛け、パリのモンテーニュ通りの最新ポップアップブティックを進化させた新店舗には、どんな魅力があるのか。クリエイティブ・ディレクターのサンドラ・チョイに聞いてみた。
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7年ぶりに来日したサンドラ・チョイ。作り手に共感できる服を好み、この日は日本人デザイナーの服でコーデ
[サンドラ・チョイ]Sandra Choi
叔父であるジミー・チュウのもとでクチュール・シューズの製造技術を習得し、1996年にクリエイティブ・ディレクターとして〈ジミーチュウ〉に参画。2008年に、英国ファッション協会のデザイナー・ブランド・オブ・ザ・イヤー賞受賞。
JIMMY CHOO
「1階には壁一面にシューズボックスが積まれたストックルームのような空間があり、メンズコレクションがある2階にもストア裏のストックルームをラグジュアリーに昇華した空間が広がっています。その一方で店内のベンチは非常に長いもので、1人で座るのではなく、たくさんの人が集まって心地よく座ることも。遊び心が感じられる一方、豊かで贅沢な気持ちになれる空間でもあるんですよ」
店舗でも展開中の2024春夏コレクションには、どんな魅力があるのだろう。
「このコレクションを作りはじめたときに、私の中になにか違ったものを作りたいという感情がありました。戦争や紛争で世界が混乱し、多くの人がそういった世界とは違う世界を求める気持ちを抱いたことも影響しているかもしれません。今回のコレクションでは、こうしたフィーリングに対し、“ステイトメント”というストーリーを与えました。シューズにしてもバッグにしても、シンプルでありながらディテールに個性があり、それ自体がなにかメッセージを語りかけてくるようなものになっています。身にまとうことで注目を浴びるようなグラマラスさは〈ジミー チュウ〉が大切にしていることのひとつですが、それをまた違った形で楽しんでほしいと思っています」
©Jimmy Cohrssen
ジミー チュウ 銀座コンセプトストア
©Jimmy Cohrssen
メンズは2階で展開。クロスビー スタジオのクリエイティブ・ディレクターであるハリー・ヌリエフのアイデアを取り入れ、ストックルームをラグジュアリーに落とし込んだ。2階には、内装や椅子を青で統一した“デニム・ルーム”もある
©Jimmy Cohrssen
1階には、オイスターカラーのシューズボックスをディスプレイシェルフとして設置
●ジミー チュウ 銀座コンセプトストア
住所:東京都中央区銀座 2-6-3
営業時間:11:00~20:00
不定休
TEL:03-6271-0104
雑誌『Safari』3月号 P204掲載
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