【デニム】旬な感覚がほとばしる
〈ディースクエアード〉の新作9選!
デニム特有の演出効果を楽しむうえで、やはり〈ディースクエアード〉ほど頼りになるブランドはない。研ぎ澄まされた加工を施したそのデニムパンツは、ほかとは一線を画した魅力があるのは一目瞭然。様々な表情を持ったこれらを穿きわければ、デニム着こなしがダンゼン見違えるはずだ。しかも、今季の新作もまた十分に手をかけたものばかり。さっそく今季らしさがみなぎる新作デニム9本をお届けしよう!
DSQUARED2
Model 01
【SLIM】
6万2000円(ディースクエアード/ディースクエアード 東京)
ワイルドさは主張できる!
股上が浅く、脚のラインが際立つ細身のシルエットが特徴的なモデル“スリム”。こちらは放射状に広がる太腿まわりの穿きジワを強調。さらに膝まわりを強く色落ちさせることで、迫力のある佇まいに仕上げた1本。ポケットに入れたタバコの箱の跡(!?)がまた、男らしいキャラに拍車をかけるディテールに。
【Sexy Mercury】
9万4000円(ディースクエアード/ディースクエアード 東京)
イイトコ取りもこれ1本で!
引き裂けた場所から横糸が飛び出したダメージ加工が、かなりラフな印象。それでもロックな印象に転んでいないのは、デニム自体が清々しい色落ちの淡青で、シルエットもすっきり洗練されているから。この“セクシーマーキュリー”自体は、膝下テイパードのスリム系ながら股上が浅すぎず、大人も穿きやすいシルエットに仕上げられている。ちなみにこのデニム、七色の刺繍で虹を描いた右の腰ポケも見どころのひとつ。
【Brad】
7万5000円(ディースクエアード/ディースクエアード 東京)
すっきりワイドシルエット!
ワイドなパンツに苦手意識がある!? そんな人にこそおすすめしたいのがこちら。ワイドパンツをそのままデニムに置き換えたような極太シルエットだけど、裾まわりをすっきりさせているのでルースに見える心配なし。それでいてユーズド加工やリペアは、まるで年代物のレアデニムのようなヴィンテージ感。デニム姿の風格出しはこんなデニムはどう!?
【Skinny Dan】
6万6000円(ディースクエアード/ディースクエアード 東京)
見える裾が見せ場になる!?
ピタピタすぎない細身のテイパードシルエットに加え、穿きジワを強調しないアイスブルーも爽やか。でも近くで見ると、ところどころに引っかき傷があったり、右の後ろ裾には“how strange to dream of you even when I am wide awake=目が覚めているときでもあなたの夢を見るなんて、なんて奇妙なことでしょう”というロマンチックなフレーズが施されていたりと遊び心も満載。レングスは、ジャストレングスか少し短めで穿きやすい長さに設定されているので、裾上げなしで穿ける人が多いはず。
【Cool Guy】
5万4000円(ディースクエアード/ディースクエアード 東京)
こんなデニムで踏み出すのもあり!
“クールガイ”は、股上深めのミディアムウエストで、太腿や膝まわりにほどよいゆとりを持たせたストレート寄りのシルエットが特徴。これはそんなベーシック感のあるシルエットに対し、縦方向に走る折りジワやブリーチが飛びちったかのような色落ちでユーズド感を加味した新作。落ち着き感のあるデニムの加工は、これくらい抑制が効いていたほうが、貫禄出しには効果的。
【Skater】
Skater8万9000円(ディースクエアード/ディースクエアード 東京)
ワイルドな細身で見せる!
シルエットは全体的に細身で、膝下のテイパードがより強く入っているのが“スケーター”。傷や穴がちりばめられた加工は、まさにスケーターがガシガシ穿きこんだデニムのようなユーズド感。右の腰ポケには、様々なデザインの織りネームを縫いつけてカスタム感を演出したデザインになっている。もちろん、ほかのデニムと同様にストレッチも効いているので、スケートの相棒としても申し分なし。
【Flare Leg Boot Cut】
8万9000円(ディースクエアード/ディースクエアード 東京)
男らしさがあるといい!
女性の間で復活を果たしたブーツカット系だが、その流れは男性にも。こちらは裾の広がり具合も控えめで、ゆとりを持たせた腿まわりも男らしさ満点。リペアやペイントをアクセントして効かせた縦落ち感も、タフさがみなぎる仕上がりに。レトロサーフなスタイルに回帰したい気分のときは、こんなデニムがあるとコーデがバシッとキマるはずだ。
【Super Big】
8万4000円(ディースクエアード/ディースクエアード 東京)
全く新しいシルエット!
腰まわりだけにフィット感を持たせ、腰から下をズドンと落とした超ワイドなフォルムは、トレンド的には最旬なシルエットのひとつ。まさにワイドパンツを穿くような感覚でゆる〜い着こなしを楽しみつつ、ヴィンテージ感たっぷりの加工で迫力とデニム愛も印象づけられる。サンシャインカラーのペイント加工も、新鮮さを感じる要素に。
【Straight Leg Boot Cut】
6万3000円(ディースクエアード/ディースクエアード 東京)
短いレングスのブーツカット!
同じブーツカットでも、これは細身のストレートレッグがベース。短めのレングスでブーツをヒョイっと見せながら穿くと抜群にかっこいいシルエットに仕上がる。都会的なバイカースタイルの演出にもうってつけな1本といえるかも。加工自体は、最初に紹介した“スリム”に近いスタイルで、ポケットの色落ちや左膝の穴がポイントに。
●ディースクエアード 東京
TEL:03-3573-5731
photo : Tomoo Syoju(BOIL) styling : Hidenori Asai text : Takumi Endo