日本初の旗艦店となる『ハリー・ポッター ショップ 原宿』オープン記念イベントに合わせ、映画『ハリー・ポッター』シリーズでドラコ・マルフォイ役を演じたトム・フェルトンが来日。『ハリー・ポッター』と日本へのあふれる愛を語ってくれた。
--原宿店の内装は、ホグワーツの生徒が立入りを禁止されている“禁じられた森”がテーマになっています。撮影していた当時と今では、印象は変わりましたか?
「もちろんだよ。子供の頃は、すべてを吸収していたわけじゃなかったと思う。はじめて足を踏み入れてから29年経っているけど、当時よりさらにワクワクするよ」
--店内には映画『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』で登場した魔法動物、ヒッポグリフのバックビークもいます。劇中ではいい出会いではなかったといっていましたが、撮影中の思い出はありますか?
「思い出はたくさんあるから難しいけど、とても天気のいい日にバージニア・ウォーターという素敵な湖で撮影があってね。その日から、バックビークとは仲良くなったんだ。今は友達だよ!(笑)」
--自宅はドラコ・マルフォイが所属するホグワーツ寮“スリザリン”のグッズであふれているそうですが、どこが気に入っていますか?
「どこがというより、スリザリンは自分の寮だからね!(笑) あとはこのカラーが好きだな。どのグリーンとも違う、スリザリングリーンがいいよね。もしオリジナルのグッズを作るとしたら、僕はペンが大好きだからスリザリンの万年筆にしようかな」
--『ハリー・ポッター』は魔法の世界への没入感が魅力ですが、トムさんが夢中になるものはなんですか?
「僕はハリー・ポッターの大ファンだから、みんなと同じだよ。撮影をしていく中でどんどん好きになったし、世界中の人にたくさんのものを与えてくれている。たとえどの寮に属していてもね(笑) サッカーやホッケーとか、人それぞれ夢中になるものがあると思うけど、僕にとってはそれがハリー・ポッターなんだ」
--撮影で学んだことや守っている教えはある?
「撮影でというより、僕は自分らしくいるようにという母の教えを守っているよ。兄が3人いるんだけど、母は僕たちにバイオリンや歌や色んなことを経験させてくれた。そのおかげで、世界中に愛される作品に関われたことを本当に感謝してる。素晴らしい人の裏には素晴らしい母親がいるものだよ」
--日本にはドラコ・マルフォイのファンが多くいます。なぜこんなにも人気があると思いますか?
「みんなから愛されるキャラクターはハリーだと思うんだけど、ファンがドラコへの思い入れを持ってくれるのは面白いよね。僕が思うに、ハリーとドラコは、コインの表と裏、光と闇のような対照的な関係を代表していると思う。それと、ドラコは生まれてきた環境のせいでああいった振る舞いをしているとみんなわかっているから共感してくれるのかな。あとは僕が素晴らしい俳優だからだよね?(笑)」
『ハリー・ポッター ショップ 原宿』のオープン記念イベントに、トム・フェルトンと大のハリー・ポッターファンでドラコ・マルフォイ“推し”であることを公言している松島聡(timelesz)が登壇。原宿店で販売されるバタービールで乾杯し、2人でエクスペリアームスを唱えるなど、会場を沸かせた
--日本のファンについては?
「はじめて日本に来た時、ファンが空港で待っていてくれて嬉しかったよ! 日本のファンは、とても気品があるけど、その中に熱い思いを秘めていると思うんだよね。世界中にたくさんファンがいるのも信じられないけど、日本のファンは僕にとって特別なんだ。ずっと情熱を持ち続けてくれているのも嬉しいし、東京にはスタジオツアーも舞台もある。世界中で作品が支持されているのも嬉しいけど、個人的には日本でというのがとても嬉しいよ」
--ファンと一緒にやってみたいことはありますか?
「僕は日本の料理が大好きだから、料理を習ってみたい。あと、日本にはとてもいいゴルフコースがあるから、ゴルフ好きの僕としてはゴルフをしたいな。それから、みんなで原宿店のバタービールバーで乾杯。僕ならタダだからね!(笑)」
Harry Potter Shop Harajuku