【映像公開】俳優ジョン・タトゥーロが体験した〈ゼニア〉のルーツを巡る旅!
〈ゼニア〉は、ボラミー・ビジュアーが脚本・監督を手掛けたショートフィルムにアメリカ人俳優ジョン・タトゥーロを起用。2日間にわたる彼の体験を追った映像を公開した。ジョン・タトゥーロといえば映画好きはご存知のとおり、『バートン・フィンク』('91)や『オー・ブラザー!』('00)などで知られた個性派俳優。67歳の今となっても、その圧倒的な存在感は変わらない。
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“ヴェリュス・オウレウム”について少し説明をすると、そのルーツは古く、1963年〈ゼニア〉創業者のエルメネジルド・ゼニアが、オーストラリアでウールトロフィー・アワードを創設した当時に遡る。この賞は世界最高品質のウールを追求する牧羊業者の支援が目的で、毎年、極上の羊毛から珠玉の糸が紡ぎ出され、超軽量かつ柔らかな至高のファブリックへと織り上げられる。つまり、そんな中で生まれる最高峰のウールテキスタイルこそ“ヴェリュス・オウレウム”というわけだ。
〈ゼニア〉にとって“ヴェリュス・オウレウム”とは、至高の品質追求の証しであり、世代を超えて途切れることなく受け継がれていく起業家精神、そして〈ゼニア〉のスタイルが宿ったバトンのような存在でもある。ちなみに2023年、〈ゼニア〉最高峰のウールテキスタイルの“ヴェリュス・オウレウム”の糸の細さが9.4ミクロンを達成し、羊毛を原料とする糸の細さの世界記録を更新した。
先述のとおり、2025年秋冬コレクションでは、〈ゼニア〉のすべてが集約された“ヴェリュス・オウレウム”の精神へオマージュが捧げられた。また、ランウェイでは俳優ジョン・タトゥーロがモデルとして登場したことも話題となった。
彼が歩くなだらかな丘は、オーストラリアの緑濃く雄大な風景を思わせるもの。丘が描く曲線には、人と自然の連続性、さらには物理的な距離にかかわらず、様々なコミュニティとクラフトを繋げる結びつきが象徴されている。そして、これこそが生まれ変わった〈ゼニア〉が目指すものだ。ルーツを見直しその精神を尊重しつつも、そこに本物のイタリアンテイストを加え、自由な解釈を施す。具体的には、ブランドの創設者であるエルメネジルド自身のワードローブを念頭に置き、ヴェリュス・オウレウムのみならず、彼が愛した様々なシルエットから各アイテムや構造のインスピレーションが、2025年秋冬コレクションに表現されているといえる。
ここで改めてジョン・タトゥーロが出演した動画を見ると、〈ゼニア〉が思い描いていることがグッと伝わるはず。「服、個人史、佇まいをどう融合させるかかが〈ゼニア〉の焦点です」というのはアーティスティック ディレクター、アレッサンドロ・サルトリの言葉だが、〈ゼニア〉を楽しむ側も同様の視点を持つことで、お洒落に大きな意味を見出すことができるのではないだろうか。
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