約100点が日本で初披露! 光のアートが集まるテート美術館展が開催!
リゾート地でバカンスを満喫するのも夏の醍醐味のひとつ。そんなふうにアクティブに楽しむのもいいけど、街デートとなると暑さは大敵。そんな日に彼女と穏やかに過ごしたいのなら、美術館なんてどう? 特に国立新美術館は、この夏も特別な展覧会が開催されるので見逃せない!
テート・ギャラリーの本館だったテート・ブリテン。主に16世紀から現代までの英国美術を所蔵している。テート・ブリテン正面外観、ロンドン、ミルバンク、2006年 Photo: Tate
それが「テート美術館展 光 ― ターナー、印象派から現代へ」。テートはイギリスの政府が所有する美術コレクションを収蔵・管理する組織。7万7000点を超える作品から、“光”をテーマに選び抜かれた約120点が本展に並ぶ。光をめぐるアートが、18世紀末から現代までの約200年間でどのように変わっていったのかを知れるのが本展の魅力だ。
ターナーの死後に寄贈された世界最大級のコレクションから《光と色彩(ゲーテの理論)—大洪水の翌朝—創世記を書くモーセ》が初来日。ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー《光と色彩(ゲーテの理論)—大洪水の翌朝—創世記を書くモーセ》1843年出品 Photo: Tate
どの作品も名だたるアーティストによって手掛けられたもの。そのうち、約100点が日本で初めてお披露目されるというのだから驚き。しかも、日本会場でしか見られない作品も出展される。エドワード・バーン=ジョーンズやマーク・ロスコなどの創作12点も含めて一気に鑑賞できるまたとない機会だ。
ちなみに、会期中は国立新美術館内の飲食店もスペシャルな仕様になっている。2階にある〈サロン・ド・テ ロンド〉は、英国王室に愛されるブランド〈ウェッジウッド〉とコラボして〈ウェッジウッド・カフェ〉へと変身。ほかにも3階のフランス料理店〈ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ〉をはじめ館内のレストランとカフェでコラボメニューが販売される。鑑賞後に感想を語り合う時間も、アートな食事と一緒ならさらに盛り上がりそうだ。
なお、10月26日(木)から2024年1月14日(日)までは、大阪中之島美術館でも開催。都合がつかない人は是非大阪会場に足を運んでみて。
開催期間:7月12日(水)~10月2日(月)
開館時間:10:00〜18:00(毎週金・土曜日は20:00まで。最終入場は閉館の30分前)
休館日:火曜
会場:国立新美術館 企画展示室2E
住所:東京都港区六本木7-22-2
観覧料:一般2200円