Jordana Brewster[ジョーダナ・ブリュースター]
サンタモニカのビーチで、愛犬とバカンスを楽しんでいるのは俳優ジョーダナ・ブリュースター。パナマ出身で、現在42歳。祖父キングマン・ブリュースター・ジュニアがイェール大学の学長を務めていたこともあってか、自身もイェール大学を卒業している彼女は、15歳のときに昼ドラ『All My Children(原題)』で俳優デビュー。
『パラサイト』(1998年)
スクリーンデビューは1998年の、ロバート・ロドリゲス監督によるホラー作品『パラサイト』。田舎の高校を舞台に異星人との戦う高校生たちを描く内容で、イライジャ・ウッドが主人公を演じ、ジョーダナはチアリーダーで新聞部部長のデライラ役に扮している。キャメロン・ディアスと姉妹役を演じたアダム・ブルックス監督・脚本作品『姉のいた夏、いない夏』(2001年)を経て、代表作となる大ヒットシリーズ『ワイルド・スピード』(2001年)に、ヴィン・ディーゼル演じるドミニクの妹ミア・トレット役で出演を果たす。
『ワイルド・スピード』(2001年)
今でこそ、世界を舞台にしたアクション大作となっているが、初期はロサンゼルスを舞台にした違法なストリートレースがテーマだった”ワイスピ”。トラック襲撃事件の犯人を見つけるために、ポール・ウォーカー演じる覆面警官のブライアンが潜入し、レースに参加。ドミニクたちに近づくのだが、その過程でミアと恋に落ちる。この第一弾でこそ重要な役割を演じていたが、登場人物が多いシリーズのため、以降のシリーズでは徐々に目立たない存在に。
『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』(2021年)
ジョーダナファンにとって、そんな物足りなさを払拭してくれたのが、2021年『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』。ミシェル・ロドリゲス演じるドミニクの妻レティとともにかつてのファミリー、ハンを探しに東京へ行くというパートが用意された。カラダを張ったアクションもあり、ジョーダナ自身も充実した撮影だったとのちに語っている。
『Fast X(原題)』の撮影現場で、バイクシーンに挑むジェイソン・モモア
そんな”ワイスピ”も残り2作で完結。次作の『Fast X(原題)』は2023年公開予定で、現在撮影中。新たな敵役とされるジェイソン・モモアのロケシーンが目撃されている。ジョーダナ演じるミアは、どのような活躍を見せるのか、気になるところだ。
『リーサル・ウェポン』(2016年)
ちなみに映画作品では”ワイスピ”色が強いジョーダナだが、ドラマシリーズには頻繁に出演。2012年『DALLAS/スキャンダラス・シティ』や2016年『リーサル・ウェポン』ではメインキャストとして存在感のある演技を披露している。
さて、そんな彼女の”ワイスピ”以外の最新作は、ロバート・マショアン監督・脚本でクレイン・クロフォードと共演する『The Integrity of Joseph Chambers(原題)』(公開日未定)、サム・ワーシントンと共演するアンドロイドをテーマにしたSF作品『Hello Stranger(原題)』(2023年全米公開)、ザビエル・マンリケ監督によるコメディ作品『Charlie in the Pandemic(原題)』(公開日未定)が待機中となっている。