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CULTURE カルチャー

2020.06.26


シリーズ集大成の戦いに心揺さぶられる!『ランボー ラスト・ブラッド』

シルヴェスター・スタローンの“2大当たり役”といえば、ロッキーとランボー。ロッキー役は2018年の『クリード 炎の宿敵』まで42年にわたって演じ続けたが、ランボー役もこの最新作で37年間、継続。ベトナム帰還兵の怒りに燃えた男が、ついにこれで見納めになりそうだ。

『ランボー ラスト・ブラッド』

胸アツなポイントは?
“容赦ない激しいアクションに血が騒ぐ!”



アラバマの牧場で、友人の女性と、その孫娘ガブリエラと平穏な日々を送っていたランボー。しかし、自分の父を探しにメキシコへ向かったガブリエラが人身売買のカルテルにさらわれてしまい、ランボーは彼女を救い出そうとする。

これまでベトナムやアフガニスタン、ミャンマーと、実際に起こっていた紛争や戦争を背景に闘ってきたランボーだが、今回は若い女性たちの命を“物”のように扱う悪人どもに、怒りの鉄拳を撃ち下ろす。

ベトナム戦争によるPTSD(心的外傷後ストレス)に今も苦しんでいるなど、過激ヒーローの原点もしっかりドラマにこめられているし、“孤独に戦う”ランボーの姿が第1作を彷彿とさせるのだ。

ただし、さすがにランボーとはいえ、肉体的な衰えは隠せない。メキシコの凶悪な連中にボコボコにされるシーンもあり、そのぶん、シリーズの過去作以上に、悲壮感に共感できるのは事実。絶対的に形勢不利なシチュエーションに、いったいどうやって落とし前をつけるのか? 

クライマックスのアクションにはランボーの頭脳戦も駆使されつつ、その激しさと容赦のなさは賛否を呼びそうなレベルだが、これもランボーらしいといえば、そのとおり。全体にどこか1980年代映画のノスタルジーも感じさせる本作。シリーズファンならエンドロールに心を揺さぶられるのは間違いない!

『ランボー ラスト・ブラッド』
監督/エイドリアン・グランバーグ 出演/シルベスター・スタローン、パス・ベガ、セルヒオ・ペリス=メンチェータ 配給/ギャガ
2019年/アメリカ/上映時間101分

6月26日(金)より、TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー。
(c)2019 RAMBO V PRODUCTIONS, INC.

 
文=斉藤博昭 text:Hiroaki Saito
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