『フィフティ・シェイズ』俳優が魅せる、“普通に見えない”ネイビーコーデとは?
1月初旬に配信した『俳優R・レイノルズが魅せる、“ネイビーパンツ”の上手な使い方!』。ここでは、俳優ライアン・レイノルズのネイビーコーデをいくつかご紹介。シーズン問わず大人の頼もしい味方であるネイビーは、お洒落セレブも頼りにしていることがわかったはず。とはいえ、ネイビーを上手に着こなしているセレブはライアン以外にもまだまだ多数。今回ご紹介するイメケンセレブも、かなりいい線いっている!
で、そのセレブは誰か? 答えは『Safari』4月号(2月25日発売)の表紙も飾る、俳優ジェイミー・ドーナン。現在39歳の彼は、もともとはモデル出身。映画『フィフティ・シェイズ』シリーズのクリスチャン・グレイ役といえば、ピンとくる人も多いのでは? さて、そんな彼のファッションスタイルは、シンプルかつベーシック。そして、そこにネイビーを用いるのがジェイミーのスタイルだ。“シンプル・ベーシック・ネイビー”と聞くと「コンサバ系?」なんて思うかもしれないけど、実際のジェイミーはとってもカジュアル。そんな中でも、どこか“普通に見えない”のが彼の上手なところ。そのへんもよく見ながら、彼のネイビースタイルをチェックしていこう!
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〈ポロ ラルフ ローレン〉のダウンジャケットを着用したジェイミー。スタンドカラーでかなりスポーティなデザインだが、どこか品よく見えるのはやはりネイビーダウンのおかげ。ブランドロゴのご威光とも相まって、ずいぶん大人らしい雰囲気が漂っている。ボトムには細身の黒パンツを合わせて、スタイリッシュに。で、彼の上手なところは、インナーとソックスのイエローをチラ見せすることで、コーデ全体が暗くなりすぎないような工夫をしていること。こんなちょっとした差し色テクは、ベーシックな着こなしをコンサバに見せないワザといえるかも。
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一見、普通のネイビーワントーンに見えるこちらのコーデ。しかしよく見ると、彼のお洒落テクがまた垣間見える。まずは、ブルゾンの下に着ているアイテムをよく見て。これがなんとカーキのニット。ネイビーとほぼ同じトーンだからそれほど目立ちはしないけど、これがあることでさりげない奥行きが生まれる。これぞネイビーコーデが普通に見えないポイント。加えて、ニットの下に着た白Tをブルゾンの上下から見せることで、ヌケ感を追加。足元の白スニでもしっかりカラーリンクさせているあたりも、さすがは洒落者!
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お次も同じくネイビーワントーンでキメたジェイミー。スウェードブルゾンに細身のパンツを合わせた都会派のベーシックコーデなわけだが、ここにもコンサバに見せない工夫がいくつか。まずは、ブルゾンのボタンのとめ方。彼は上から下の逆V字にすることで、ベーシックな表情に変化をプラス。足元が白スニとくれば、インナーも白でリンクさせるのが鉄板だけど、この日の彼はブルーをチョイス。ネイビーブルゾンとのグラデーションを作り、ちょっとしたお洒落テクも見せている!
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この日は家族でお出かけしていたジェイミー。ナイロンのネイビージャケットは、先ほどと同様に、逆V字のボタンのとめ方で表情の変化をプラス。しかし面白いのはここから。今回ボトムに選んだのはグレーのデニム。さらに足元にはライトグレーの〈コンバース〉、そしてジャケットのインにもグレーを選択した。つまり彼は、グレーの濃淡で作ったコーデをベースにしつつ、ネイビーのジャケットを主役に据えているってわけ。全体的に落ち着きを優先させたい場合は、白などの差し色を使わず、ジェイミーのように同系色で揃えるのが正解。ネイビー×白の組み合わせも魅力的だけど、あえてメリハリを避けて、トーンの違いでニュアンスを出すのも大人らしい。控え目だけど、ワザが光るコーデとは、まさにこのこと!
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最後はネイビーのセーターにベージュのチノパンを合わせた超シンプルスタイル。しかし、こんなときもちょっとした工夫を怠らないのがジェイミー。本当にちょっとしたことだけど、インナーの白Tを首やウエストからチラッと見せるだけで、このスタイルはだいぶ違って見える。これがないと表情に乏しいし、ラフなアクセントもないので、かなり地味に。そのへんも押さえているのがジェイミー。大人のシンプルスタイルのお手本といえるだろう。
いかがでしたか? ライアン・レイノルズのときとはまた違った着こなしの発見があったと思うので、大人のみなさん是非ご参考に!