Fernando Tatis Jr.[フェルナンド・タティス Jr. ]
ダルビッシュ有と松井裕樹が所属するMLBのサンディエゴ・パドレス。その中心選手の1人がフェルナンド・タティス Jr.。走攻守三拍子揃ったスター選手で、2022年には42本塁打を記録して、自身初の本塁打王を獲得した。そんなタティス Jr.はプレーだけでなく、ユニホーム姿もお洒落で実にカッコいい。特に今年は、その足元に注目を集めそうだ。というのも、スポーツブランドのXample、SURGEONとパートナーシップを結び、50種類のカスタムスパイクを順次披露していく予定なのだとか。開幕したばかりだが、タティス Jr.はすでに5種類の個性的なカスタムスパイクを履いている。
3月21日にソウルで行われたドジャースとの開幕シリーズ第2戦。タティス Jr.が初めてカスタムスパイクを披露したのが、ピンクをベースとしたこちらの一足。韓国の国花ムグンファをイメージしたカラーで、〈ナイキ〉のスウォッシュがムグンファで表現されている。この日に先立ち、18日に行われたLGツインズとのスペシャルゲームでは韓国の国旗をあしらったカスタムスパイクで登場。そこには韓国語で「ありがとう」と感謝の思いを刻んでいたそう。
3月28日、本拠地ペトコ・パークで行われたアメリカ本土での開幕戦。ダルビッシュ有が先発し、サンフランシスコ・ジャイアンツを相手に6回途中7奪三振1失点の好投を見せ、6対4で勝利を収めた試合では、SDロゴを全体に施したスパイクで活躍。ヤシの木などサンディエゴらしい風景が描かれているほか、昨年63歳で亡くなったパドレスのオーナー、ピーター・サイドラーの姿も刻んでいる。サイドラーはチームの大型補強に尽力し、タティス Jr.もそれによりチームの一員に加わっている。
3月29日、サンスランシスコ・ジャイアンツとの第2戦ではブルーのスパイクを履いて出場。”Tiffany & Co”をアレンジしたもので、”Tatis & Co”と題されたこちらはティファニーブルーを意識したカラーのスウェード素材を採用。スウォッシュはシルバーカラーで、ダイヤモンドカットされたような加工が施されている。
3月31日、サンフランシスコ・ジャイアンツとの4連戦最終日は迷彩柄のユニフォームを着用。サンディエゴは西海岸最大の海軍および海兵隊基地を構える軍事都市。そのため、現役・退役軍人に対して感謝と敬意を捧げるイベントを行なっている。2008年からは迷彩柄のユニフォームを日曜日のホームゲームで着用している。それに合わせた一足は、退役軍人の制服をリメイクして作られたものだとか。
4月1日、ペトコ・パークで行われたセントルイス・カージナルス戦では”PLATINO”の題された、全面シルバーのカスタムスパイクを披露。右足用のシュータンには”El Niño”(=男の子)と書かれた直筆文字が記されている。またタティス Jr.らしき人物がボールに飛びついている躍動したマークも確認できる。
プレーだけでなく、スパイクシューズでもファンを魅了するタティス Jr.。残り45足はどんなデザインなのか? 今季は彼のプレーとともに、足元にも注目していきたい。
●こちらの記事もオススメ!
大谷翔平の指揮官ロバーツ監督が着用する時計とは?