様々な経験を積み重ねてきた60代は、見た目にも自然と味わいが滲み出てくる。渋くて深みのある雰囲気をまとうことができる反面、地味すぎる着こなしだと老け込んだ印象になってしまうことも。そこで今回は、日頃からお洒落なオジさんコーデを披露している俳優ケヴィン・ベーコン(65歳)を参考に、60代メンズにふさわしいお洒落のコツを解説していきます。
【基本はダーク系コーデ】
大人が好きなダーク系コーデは、60代メンズにとっても魅力を引き出す頼れる存在。ポイントになるのは、渋みを引き出すレザーアイテムを着こなしに投入しておくこと。ケヴィンは黒のレザージャケットや茶のレザーブーツを取り入れて、落ち着いた味のある装いへと昇華させている。トーンが暗いと地味になるからと華やかな色味を取り入れるのは要注意。かえって若作りしている印象を与える恐れも……。ケヴィンもそこは心得ていて、デニムパンツも爽やかな淡青ではなく濃紺を愛用している。もし派手な色がほしいならワンポイントで、アクセントを加える程度がおすすめ。
【鮮度を出すなら足元に】
自分のスタイルが決まっている60代メンズ。とはいえ毎回同じ装いではマンネリ化するので、鮮度は出しておきたい。ただし、いきなりトップやボトムをカラフルにするのは、年齢的にも合っていないので回避したい。では、どうしたら良いのか? ケヴィンは足元をイマドキのテック系スニーカーにして新鮮味を出している。愛用ブランドは〈オン〉で、ネイビーやグリーンを揃えているようだ。これがクラシックなスニーカーだとかえって馴染みすぎてしまい、老け込んだ印象になることも。
【フォーマルはメリハリを大事に】
60代メンズはかしこまったシーンへの出席も多いはず。フォーマルな装いはメリハリを大事にするとお洒落に見える。ケヴィンはグレーのセットアップに、インナーは黒のシャツとネクタイでシックにまとめている。これにより全体が引き締まった印象になり、スタイリッシュで洗練された見た目に。またブルーグレーのジャケットを羽織ったジャケパンスタイルには、インナーにブルーのニットを合わせている。同系色の濃淡でメリハリをつけているので、統一感も出ている。
【アクセントをつけるには?】
着こなしにアクセントを効かせるなら、キャップやシューズがおすすめ。この日のケヴィンはネイビーの短丈ジャケット、パープルのTシャツ、濃紺デニムというカジュアルコーデに色鮮やかなオレンジのキャップを投入している。60代メンズは顔の色がくすんでくるので、暖色系のキャップを被ることで明るい印象にさせるのもテクのひとつ。ケヴィンのスマイルもそのせいかも!?
ちなみにケヴィンは65歳ながら、ジョギングをするなど体力作りに精を出しているご様子。このおかげで若々しい見た目をキープしているのかも。60代メンズのみなさま、健康のためにも、お洒落を楽しむためにも適度なトレーニングをぜひどうぞ。