ゴルフ用として求める人もいる! 〈メルセデスAMG〉CLA 45 S 4MATIC+
先日、ある人にすすめられて、あらためてこのクルマに試乗した。なんでもその人、最近ゴルフにドはまりしていて、ひとりないしふたりでゴルフに行くためだけにこのクルマを買ったんだとか! 試乗してみるとなるほど、その気持ちがよくわかる! 〈メルセデスAMG〉CLA 45 S 4MATIC+だ。
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発売は2019年に遡る。ベースとなる〈メルセデス・ベンツ〉Aクラスとともに登場した。Aクラスと基本的なデザイン意匠を共有しつつも、〈メルセデスAMG〉ならではのスポーティなエクステリアが与えられている。たとえば縦ルーバーのラジエターグリルはほかのAMGモデルとも共有のアイコン。これはモータースポーツに由来しており、1952年メキシコで開催された公道レース“カレラ・パナメリカーナ・メヒコ”にて優勝したレーシングカー〈メルセデス・ベンツ〉300 SLにてはじめて採用されたという、由緒あるデザインだ。
もちろんエアロパーツ形状も勇ましい。フロントエプロンはジェットウイングデザインを採用しており、さらに左右のエアインテークを横方向のフィンと一体型にさせることで、ワイド&ローの接地感あるルックスと機能を両立させた。
リアにはクローム仕上げの大型ディフューザーに加えて、円形のマフラー2本出しが、ザ・スポーツモデルの装い。フロント・リアともに、エアロデザインのシャープさはまさに〈メルセデスAMG〉の得意とするところだから、ひと目で普通のCLAじゃないってことをアピールしてくれる。事実、通常のCLAよりもフロントフェンダーが12㎜拡幅されているから、パフォーマンス・見た目ともに特別感があるのは当たり前だったりするのだけれど!
走りのほうもとにかく勇ましい。搭載される2ℓ4気筒ターボエンジンは、最大過給圧2.1バールで、最高出力421ps、最大トルク500Nmという、量産2ℓエンジンで世界最高の出力を発揮するものだ。それを受け止めるため、シャシーやサスペンション、そして四輪駆動システムやESPの制御まで〈メルセデスAMG〉の最新技術がふんだんに盛り込まれている。
事実、乗ってみると最初のひと蹴りからまさに加速がドカンと立ち上がる。強烈なトルクと勇ましいエンジンサウンドに、つい気持ちが沸き立ってしまう。とはいえ、そこはラグジュアリーカーとしての性格も持つ〈メルセデスAMG〉のこと。実は最大トルクの設定を5000~5250rpmにすることで、自然吸気エンジンのようなナチュラルさをターボの性格として与えているから、トルクの数字は勇ましくても、振り回されるようなピーキーさを払拭しているところはさすがのワザ、なのだ。
ハンドリングは4MATICらしいかっちり感で、据わりもドシッと重厚。それでいて嫌な重ったるさはなく、手応えと軽やかさをちょうどいい具合で実現させている。
う〜ん、確かにこれは、ゴルフ場に向かう長いドライブや、高速道路を降りたあとのワインディング攻略が、スコアを伸ばすための集中力を研ぎ澄まさせてくれそう! スポーツカー×ゴルフの組み合わせはやっぱ、アスリートゴルフにうってつけなのかも!
★DATA 〈メルセデスAMG〉CLA 45 S 4MATIC+
●全長×全幅×全高:4695×1855×1415㎜
●車両重量:1670㎏
●ホイールベース:2730㎜
●エンジン:2.0ℓ直列4気筒ターボ
●最高出力:310kW(421PS)/6750rpm
●最大トルク:500N・m/5000~5250rpm
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:四輪駆動
●税込み価格:1044万円
●メルセデスコール
TEL:0120-190-610
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