“当たり前”の概念が崩される!〈テスラ〉モデル3 ロングレンジ
気温が上がってくると、つい手元に置くアレコレにも清涼感を求めてしまうのは仕方のないこと。どうせならクルマにだって暑苦しさを感じたくないですよね? そんなアナタにオススメしたいのは〈テスラ〉モデル3。試乗してみると〈テスラ〉の演出は凄まじい。クルマにとっての“当たり前”の概念がガラガラと崩されること間違いなし。コアなファンが多いのも、乗ればナットクしちゃうこと請け合いだ。
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シングルモーターを持つ後輪駆動のエントリーグレード“RWD”、そして前後に2つのモーターを搭載するAWDのハイパフォーマンスモデル“パフォーマンス”、そして航続距離に優れた前後モーターのAWD“ロングレンジ”と、3つのグレードが用意されているモデル3。その中で今回は、価格・性能ともに最もバランスの取れた“ロングレンジ”をご紹介したい。
まずはエクステリアから。〈テスラ〉のイメージは、大型セダンの“モデルS”やファルコンウイングドアを持つ大型SUV“モデルX”など、アメリカブランドらしい派手なサイズ感のクルマにあるだろうか。だけど、このモデル3はそのイメージを完全に裏切る、かなりのコンパクトサイズ。全長は4694mmと日本の道でも持て余すことのない、絶妙のサイズ感だ。しかし全幅は1849mmと、コチラは日本車にはない迫力を誇るから、輸入車らしい“格”は十分に醸し出す。
また、ディメンションに自由度のあるBEVのセオリーどおり、ホイールベースはかなり長め。つまり、後席のニースペースは同クラスのセダンの中でも相当広い。
燃焼室の必要がない電気自動車だから、ノーズはバンパーレスとなっている。このツルンとした有機的なデザインもまた、過去の大型モデルに共通する〈テスラ〉らしいデザインだ。
ルーフラインからリアエンドに向けても大胆な曲線で構成されている。このルーフには断熱・UVのガラスルーフが採用されているが、現在〈テスラ〉で鉄板の屋根があるクルマはなし、というメーカーとしての個性にニヤリとさせられる。
インテリアもユニーク。ハンドルとタブレットのようなインターフェース以外、なんにもないシンプルさ! ステアリングスイッチも丸いボタンが左右に1つずつ。でも機能を殺しているわけではない。
まず、キーはスマホに。アプリでペアリングしておけば、降りるとオフに、乗れば勝手に起動して、すぐにDレンジに入れて乗り出せる。
シフトはレバー式でハンドルの右手側に。このレバーは2回下ろすとアダプティブクルーズコントロール+レーンキープアシストのドライブアシストが作動する機能を兼ねている。ナビはもちろん、充電時のマネジメントや各アシスタンスなど、おおよそクルマに求めるすべての機能はタブレット型インターフェースに。今の自動車でできることで、モデル3にできないことはないと思ってもらっていい。美しい内装の素材はすべて人工皮革で、いち早くレザーフリーを叶えている。
充電もスムースだ。専用のスーパーチャージャーは都心ならかなり豊富。さらに予め車両と支払い情報は紐づけられているから、手ぶらでチャージャーに行き、充電コードをコネクタに差し込めばOK。いくら課金されたかはインターフェースに表示され、充電終了の合図はApple Watchにピコン。
いやはや、快適すぎる〈テスラ〉の世界。もちろんクルマとしての走りもパワフルでトルキー、0-100km/hは4.4秒の実力はダテじゃない。しかも四輪駆動だから、冬になってもきっとよい相棒になること請け合いなのだ。
★DATA 〈テスラ〉モデル3 ロングレンジ
●全長×全幅×全高:4694×1849×1443mm
●車両重量:1850kg
●ホイールベース:2875mm
●航続距離:689km(国土交通省審査値)
●0-100km/h加速:4.4秒
●最高時速:233km/h
●トランスミッション:単速固定ギア
●駆動方式:デュアルモーターAWD
●税込み価格:709万1000円
●テスラ ジャパン
TEL:0120-966-774
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