キレのある大人カジュアルを目指すなら、存在感のある時計選びは必須。とはいえ、あまりにギラついたものだと時計だけが浮くことに。願わくは、ベーシックに見えてどっしりとした存在感を放つもの。もちろん、長く愛せるものがいい。そこでご紹介したいのが、〈ハミルトン〉の新作カーキ フィールド オートクロノ。ミリタリーウォッチの系譜を受け継ぐこちらはケース径44㎜と実にマッシブで、本物だけが持つオーラが絶大。さらにストラップがクラシックなブンドスタイル。つけるだけでコーデの存在感がまるで違ってくるのだから、これはちょっと侮れない。
〈ハミルトン〉の新作はカーキ フィールド オートクロノ。カーキ フィールドは、ミリタリーウォッチの中でも、特に第2次世界大戦中にアメリカ軍へ供給したタイムピースのDNAを受け継いでいるシリーズ。当時から、その性能は高く評価されていて、アメリカ軍が卓越した軍需品を称える“Eアワード”を5回も受賞したほどだ。
まず目に入るのが、大ぶりな44㎜のケース。素材はステンレススチールを採用し、そこに粒子を吹きつけるサンドブラスト加工を施している。これにより大人っぽいマットな質感に仕上がり、かつ光の反射を抑えてくれる役割も。このあたりはさすが軍用ウォッチ。目立たないように工夫しているところが、“本物らしさ”をヒシヒシと感じさせてくれる。
文字盤は精悍なブラックを配色。インデックスには、クラシックな印象を際立たせるオールドラジウムカラーのアラビア数字を採用している。で、ここに秘密あり。よく見るとアップライト加工のように立体的な仕様になっているのが、わかるはず。これは夜光塗料のスーパールミノバを成型させたもので、なんと厚さ0.35㎜もあるのだとか。それにより、暗闇はもちろん明るい場所でも高い視認性を発揮。実用面でも優れた1本となっている。
文字盤の縁には軍用チャプターリングを備え、12時位置には30分積算計、6時位置に12時間積算計を配置。3時位置にはブランドロゴが鎮座している。ムーブメントは、12時間まで計時可能なストップウォッチ機能を搭載したH-21。パワーリザーブは60時間とタフなところも、ミリウォッチらしさを感じられるはず。
カーキ フィールド オートクロノ、H71706830。ケース径44㎜、自動巻き、SSケース、レザーストラップ、100m防水。22万5500円(ハミルトン/ハミルトン スウォッチ グループ ジャパン)
ストラップはカーキグリーンのヌバックレザーを採用。ヌバックは、牛の皮をヤスリがけして毛羽立たせた起毛革のこと。ケースと同じくマットな質感が楽しめ、暖かみも感じられるからこれからの時季にはうってつけなアイテムだ。前述のように“あて革”が付いたブンドスタイルなので、つけ心地は抜群。見た目も、渋〜いヴィンテージ感を纏うことができる。ちなみに、歴史的には兵士が極端な熱から手首を守るために使用されていたのだとか。そんな物語も、いっそう愛おしくさせるに違いない。
たくましさはそのままに、より軽量な1本をお探しの人は、
カーキ フィールド チタニウム オートがオススメ!
よりアクティブなシーンで愛用したい人は、同じコレクションのカーキ フィールド チタニウム オートもいい。特徴はケース素材にチタニウムを採用しているところ。ご存知のように、軽量で、耐久性と堅牢性を兼ね備えた素材なので、アクティブ派にはお誂え向き。ボディはブラックPVD加工により、精悍で大人っぽい印象に仕上げている。
文字盤は、中心をサンドブラスト加工で、インデックスの下をレコード引きで装飾。異なる光沢パターンにすることで視認性を高めている。ムーブメントはH-10を搭載。パワーリザーブは80時間と、こちらも負けず劣らずタフな1本となっている。
カーキ フィールド チタニウム オート、H70665533。ケース径42㎜、自動巻き、チタンケース、レザーストラップ、100m防水。12万6500円(ハミルトン/ハミルトン スウォッチ グループ ジャパン)
グレー文字盤なら大人らしくも洗練された印象が作れる。カーキ フィールド チタニウム オート、H70545550。ケース径42㎜、自動巻き、チタンケース、レザーストラップ、100m防水。12万1000円(ハミルトン/ハミルトン スウォッチ グループ ジャパン)
所有する喜びはもちろん、冬コーデの存在感出しにもひと役買ってくれる〈ハミルトン〉のミリタリーウォッチ。よりたくましい自分でありたいと思うなら、こちらをお手元に置いてみてはいかが?
●ハミルトン/スウォッチ グループ ジャパン
TEL:03-6254-7371