〈ブライトリング〉が新作にこめた
医療従事者へ送るエールとは?
名門時計ブランド〈ブライトリング〉が4月に公開した新作の中で、とっても話題になったモデルがある。それが、初代スーパーオーシャン復刻版のリミテッドエディション。ブランド初のレインボーカラーを纏ったデザインはすぐさま大反響となったが、実は今回、さらにその新モデルが登場。しかも、この新作には現在新型コロナウィルス治療の最前線で奮闘する医療従事者への支援という思いがこめられているというのだ。
〈ブライトリング〉が考えたのは、好評を集めた限定版の新モデルを作り、売り上げの一部で医療従事者を支援しようということ。その寄付金は、新型コロナウイルスの影響を強く受けている国々の慈善団体に贈られるのだとか。
画像のSSブレスのほか、レザーストラップ、別売りのリサイクル素材から作られるエコニールNATOストラップ(全6種)を選ぶことができる(ブレスやストラップの選択で価格は変動)。世界限定1000本。ケース径42mm、自動巻き、SSケース&ブレス、100m防水。55万5000円(ブライトリング/ブライトリング・ジャパン)
ケース形状やインデックスのドットマーク、サファイアクリスタルの風防がドーム型になっているのを見ると、初代スーパーオーシャンが忠実に再現されているのがよくわかる。でも、当然目を引くのは、インデックスや時分針に配されたレインボーカラー。4月に発表されたオリジナルの限定版にはブラックの文字盤を採用していたが、こちらにはブルーの文字盤を採用。サンレイ仕上げの輝きがレインボーカラーと相まって、独創的な世界観を放つ1本になっている。
時計の復刻版となると、ヴィンテージ感あふれる雰囲気がなによりの魅力となるが、加えてこちらにはレインボーカラーを使った遊び心もあり。もちろん見た目にも新鮮だから、手元に置けばいつもと違った眺めが楽しめるはずだ。ちなみにこちらは1000本限定で、ケースバックには“ONE OF 1000”の刻印入り。医療従事者への感謝の証であるとともに、あなたの素敵な善意の証がいつでも確認できる。
〈ブライトリング〉はこの時計の売り上げの一部を寄付するほか、オンラインストアで販売した最初の100本の売り上げからも、それぞれ1000スイスフラン(約11万円)を寄付することに。これらによって、寄付の総額は50万スイスフラン(約5500万円)にもなるのだとか。日本では、COVID-19などの感染症の治療と研究を行っている国立研究開発法人 国立国際医療研究センターに寄付を行う。この名声高い医療機関は、COVID-19の感染症対策の研究開発への取り組みも進めており、現在のコロナ危機の最前線で活動している。さらには、1000本のうち1本を、“チャリティバズ”という非営利団体が6月に行うオークションに出品することも表明。こちらの収益はすべて、アメリカの慈善団体“ダイレクト・リリーフ”に寄付されることになっている。
善意はもとより、時代を生きた証にもなるこの時計。この機会に手にしてみるのはどうだろう。
●ブライトリング・ジャパン
TEL:03-3436-0011