〈ジラール・ペルゴ〉のスケルトン時計は
大胆すぎてかっこいい!
洒落者もベテランクラスになると、「上質素材で、なにか面白いデザインはないの?」というのが口癖。コレ、筋金入りの時計好きも同じみたい。う~ん、確かに。世にいう定番と呼ばれる名作時計はすでに体験済み。もちろんそれぞれに個性はあるけど、長く愛されている時計なわけだから、それ自体がスタンダードになっている感はある。「あ、その時計ね。いいんだけど鮮度がないよね~」ってことを言ったりね。そんな域に達したら最後。あとは、ものすごい時計との出会いを待つしかない。
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じゃあ、どんなものがものすごい時計かというと、たとえばスイスの名門〈ジラール・ペルゴ〉の“ネオ・スリー ブリッジ トゥールビヨン スケルトン”なんかがそれ。どう? ひと目で、ものすごい時計っぷりが感じられませんか? 特徴はご覧のとおり、パッと人目をひくスケルトン顔。透け感が高いのは部品数を最小限にとどめることで実現したわけだが、それよりなにより黒くて太い、3本のブリッジが放つ存在感がスゴイ!
で、〈ジラール・ペルゴ〉の代名詞ともいえる、このスリー・ブリッジ。もともとはゴールドのブリッジを平行に3つ配置する“スリーゴールド・ブリッジ”が有名なスタイル。それをコチラの時計では、細長い丸みをつけたブラックのブリッジに進化させている。まるで深い谷に橋が3本架かっているように見えない? ちなみに実際にこの着想を得たのも、世界中にある建造物からなのだとか。たとえば、壮大さはフランス南部のミヨー橋から、透かし細工や輪郭はモロッコのラバトにあるムハンマド6世橋から、な~んて具合。
もちろん中身だってすごいのがこの時計。2014年に登場したネオ・スリー ブリッジ トゥールビヨンをスケルトン化したものだが、ケース径45mm、厚さ15.60mmのケース素材はチタン。ハイテク素材を採用して軽量に仕上げたのは、今どきのラグジュアリー感を体現しているようだ。また、12時位置に見えるのは自動巻きのWG製マイクロローター。その下にはゼンマイが収まっている香箱があるが、これが6時位置のトゥールビヨンと対になっていて、なんともバランスがいい。このへんのデザインセンスはさすがとしか言いようがない。
大胆で斬新なデザインとチタンやサファイヤクリスタルによる軽量化、さらにはトゥールビヨン搭載ってことでお値段もそれなりなのだが、なにせ見るたびに「うわー、かっこいい!」と心が揺れ動くこの時計。ものすごい時計をお求めの方は、是非ご検討を!
ケース径45mm、チタンケース、自動巻き、アリゲーターストラップ、30m防水。1606万円(ジラール・ペルゴ/ソーウインド ジャパン)
●ソーウインド ジャパン
TEL:03-5211-1791