〈パテック フィリップ〉が放つ“Cubitus”! エレガント&ユニークな新コレクション誕生!
〈パテック フィリップ〉が四半世紀ぶりに全く新しいコレクションを発表した。ラテン語でキューブの形容詞を意味する“Cubitus(キュビタス)”だ。その名が示す大胆な角形フォルムは、主流である丸形に対して、個性豊かな強い存在感を発する。そこには、最高峰のブランドの飽くなき挑戦と革新の精神が込められている。
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PATEK PHILIPPE Cubitus 5822P
多機能表示でありながらも調和のとれた風格が漂う
トップレンジは、瞬時送りの大型日付、曜日、ムーンフェイズを装備する。ケースはプラチナで、ベゼルの6時位置には初のバゲットカットダイヤモンドを採用する。ケース径45㎜(10-4時位置)、自動巻き、プラチナケース、コンポジットストラップ、3気圧防水。1399万円(パテック フィリップ/パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター)
Detail Check!
左:新たに開発したキャリバー240 PS CI J LUは、文字盤と同じ水平のパターンを施した22Kマイクロローターを搭載。複数の表示機能とこれらが同時に18㎜秒でジャンプする際のエネルギー管理など、6件の技術特許を出願する 右:複雑機構を備えながらもケース厚は9.6㎜に抑えた。低重心により手首のフィット感に優れ、心地よい装着感が味わえる
ブルー・ソレイユの水平エンボスを施し、コーデの楽しみが広がる。106万円(パテック フィリップ/パテック フィリップジャパン・インフォメーションセンター)
世界からの招待客が
創造性に酔いしれた夜
“Cubitus”のワールドプレミアとなった一大イベントは、ドイツ・ミュンヘンで開催された。ドイツは、時計製作発祥の地のひとつであると同時に、情熱的な時計愛好家やコレクターの本場でもある。2013年にはミュンヘンで“時の芸術作品”と名づけられた最初のパテック フィリップ・ウォッチアート・グランド・エキシビションが開催されたことでも縁は深い。かつての火力発電所を改装した前衛的な空間には世界から600人近い招待客が集まった。イベントでは“Cubitus”の3モデルが発表され、実際に手に触れ、研究開発部長が多くの質問に答えた。
さらに会場には、ジュネーブのパテックフィリップ・ミュージアムから厳選された16点の歴史的な懐中時計と腕時計が展示され、これらはいずれも角形や台形、クッションケースであり、新作の角形への系譜を明らかにした。そしてティエリー・スターン社長が過去25年にデザインした16本の時計も展示され、現行コレクションのデザインや外装、複雑機構の選択における、過去と現在、未来を連綿と繋ぐブランドの創造性を証明したのだ。
スポーティとエレガンスを
併せもつふたつの個性
現代的なカジュアル・エレガンスのスタイルをユニークな角形フォルムで提案する。正方形のベゼルは、四隅に丸みを帯びたカットを施し、力強さにも繊細さを表現。ケースと一体感のあるブレスレットは、縦サテン仕上げのH型と中央のポリッシュ仕上げのリンクのコントラストが際立つ。
文字盤は、美しいソレイユ装飾の水平エンボスをスタイリッシュなオリーブグリーン・カラーで彩る。8.3㎜の薄型ケースは左右モデルに共通し、エレガントにフィットする。ケース径45㎜(10-4時位置)、自動巻き、SSケース&ブレス、3気圧防水。653万円(パテック フィリップ/パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター)
ヴィンテージテイストを醸し出すバイカラーに、ブルー・ソレイユの文字盤がスポーティさを演出する。両モデルとも2019年に発表した基本キャリバー26-330から派生したキャリバー26-330SCを搭載し、秒単位での時刻合わせが可能なストップ・セコンド機能と、効率的な巻き上げ機構を両立する。ケース径45㎜(10-4時位置)、自動巻き、RG×SSケース&ブレス、3気圧防水。970万円(パテック フィリップ/パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター)
●パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター
TEL:03-3255-8109
雑誌『Safari』1月号 P102〜103掲載
●雑誌・WEB『Safari』の公式TikTokは
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text : Mitsuru Shibata composition : Ryuta Ikegami(AM5:00)