メディ・ベナバジ/ブリオーニCEO
〈ブリオーニ〉京都店を“お客様のセカンドハウス”に。
ジュード・ロウとラフ・ロウ親子を広告キャンペーンに起用し、話題を集める〈ブリオーニ〉。最高級の素材使いと卓越したクラフトマンシップを体現するサルトリアブランドだ。そんなブランドが大丸京都店に、大阪に続く関西2号店をオープン。なぜ京都なのか? その理由をメディ・ベナバジCEOに聞いてみた。
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「まず、関西での存在感を高めたいと思いました。それに我々出身のローマと京都は、伝統、文化、美しさという共通点があります。また、京都は静的ではなく常に進化しています。その点でも京都を選んだことは自然な流れといえます」
日本での課題はブランド認知度を上げることだと語るベナバジ氏。一方、2020年にCEO就任以降、様々な改革を立ち上げ、意欲的に取り組んできている。
「 まず、デザインヘッドにより自由を与えて、自由に表現してもらっています。これは新しいエネルギーを注ぐためです。次に商品開発のスピードです。勢いがすでに生まれていますので、新規顧客獲得を見据えてさらに加速したいですね。また、アットホームな雰囲気を作るという新コンセプトのもと、店舗によっては改修もしました。大事なのは私たちのハウスではなく、お客様のセカンドハウスであること。これは京都店も同じなのです」
そのほか自宅やオフィスなど、顧客が要望する場所にコレクションを持ち込む独自のホームサービスも行うなど、新しいショッピング体験の提供にも余念がない。
「やはり、素晴らしいサービスを受けたというコメントが一番嬉しいです」と語るベナバジ氏。チームとしてパーソナルな体験を提供し喜ばれる、これ以上のクリエーションはないとも語ってくれた。
『Urban Safari』Vol.34 P5掲載
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photo : Yoshikazu Nishiki