山羊座
全体運
コミュニティに根ざし、人として豊かに成熟する。
山羊座にとって2023年前半は、会社や地域など、なんらかの社会集団との関わりを強めていく“グラウンディング”の時期。ここでは個人として突出するより、どんなコミュニティに根ざすかが問われていくでしょう。そしてそれは常に人より先を行くことだけがいい人生なのではなく、ときには後戻りしたり、過去や歴史を引き継いだりすることも、人として成熟するうえで不可欠なプロセスだと気づくきっかけに。さらに5月半ば以降には、“整地”の時期へ。『葉隠』に「大事の思案は軽く小事の思案は重く」とあるように、日常のごく些細な事柄を大事にしていくことが、人生の優先順位の組み替えなど、重大な決断へと自然と繋がっていきやすいでしょう。
金運
“エコノミー”という言葉には語源的に「どう住まうか」「なににお金を使うか」「どんな人たちと関わるか」という3つの意味がありますが、今期はまさにこの順番で生活を根本から見直していくといいでしょう。
健康運
心の拠りどころの有無や安心感の質が問われる時期です。月の満ち欠けや二十四節気、体内時計、はたまた読経や祝詞など、自分の生活に“生きたリズム”を取り入れて、うまく活用していけるかがカギに。
強運日
12/24
“安定性”の土星と、“自由意志”の太陽とが一致協力していく日。ブルドーザーのように、一気に現実を動かしていけそうです。
要注意日
3/7
“規則規範”の土星が、水瓶座から魚座へと移るこの日は、いわば電車の乗り換え。なにかと想定外に見舞われるので振りまわされないで。
水瓶座
全体運
よどんだ環境から脱し、境界線を超えていく!
2023年前半は、古くなって合わなくなってしまった環境から離れ、その周縁や外側へと“境界線を超える”時期。その形は転職や移住、離婚など様々でしょう。いずれにせよ、ここでは距離をとって、もとの関わりや世界を冷静に“振り返る”ということが重要。それは自分が体験してきたことの意味や本質を知り、なんらかの結論を導き出していくには必要不可欠なプロセスといえそうです。そして5月半ば以降には、いよいよ“柱を立てる”時期へ。前半期にこれまでの約9年間を振り返り、未来と過去、強さと弱さ、愛と憎とが交錯していった結果、後半期では自分はいったいなにを誰に祈っているのか、すなわち死生観や人生観を改めてはっきりさせていくことになりそうです。
金運
新たな分野の勉強をしたり、さらに上のレベルへランクアップしたり、今期は個人としての実力を磨くこと。ほかにはない武器を作るべく、どれだけ自己投資していけるかが焦点に。見聞を広げるための旅行も吉。
健康運
細やかな感受性が働き、頭がどんどん冴えわたっていく今期だからこそ、どれだけ姿勢を正していけるかが問われます。座り方を意識したり、筋トレをしたり、椅子にお金をかけるなど、自分なりの工夫をしてみて。
強運日
11/12
“高度化”の天王星と、“自己主張”の火星とが互いのパワーを引き出し合う日。いいたかったことを、鋭いキレでいいきれるはず。
要注意日
7/2
“交流や愛着”の金星に、“突き放し”の天王星が鋭く交錯する日。情緒的な繋がりを唐突に断ち切ってしまいやすいので気をつけて。
魚座
全体運
表舞台に躍り出て新たな自分へと変身する。
2023年前半は、いわば役者として“舞台に上がる”時期。自然と人の集まる場所やシーンに出ていって、裏方ではなく、表舞台に立つ側にまわることが多くなりそう。そうやって人に揉まれることで、対人キャパが広がり、自分でも気づいていなかった価値や魅力を再発見することになるはず。うまくいけば、あなたは舞台の上で大化けするかもしれません。逆に、独りよがりな演技や舞台裏で油を売るような怠慢は、運気を弱めるので気をつけて。さらに5月半ば以降は、“脱皮”の時期へ。誰のためなら一生懸命になれるのか、誰となら心から安心できるのか、なんらかの他者や外部との密な関わりを通して、自分の在り方そのものが変わっていきやすいでしょう。
金運
自分の稼ぎというより、いかに相手の稼ぎを大きくできるか、そもそも関わる相手の伸びしろを見抜くことができるかが今期の焦点に。相手に寄りすぎず、自分本位になるでもない“真ん中の感覚”を大切にすべし。
健康運
今期は“真量より質”の食事がカギに。食材はもちろん、空間のインテリアや語らいの内容など、トータルな味わいをもたらす“”真心を満たすひととき〞に徹底的にこだわること。気の交感にも敏感になるはず。
強運日
2/15
“真快楽”の金星と、“真陶酔”の海王星が重なる日。普段、滅多に味わえないような特別な楽しみや昂揚感を得られることになりそうです。
要注意日
3/7
魚座に“真課題と点検”の土星が移るこの日は、勢いに急ブレーキがかかるタイミング。しっかりとその教訓を肥やしにしていくべし。
占ってくれたのは
Sugar [ シュガー ]
占星術家。慶應大学文学部哲学科卒。IT業界を経て、西洋占星術をテーマに執筆や講師として活躍。ユニークな個性と教養で占術界での交友関係も広い。
『Safari me time』Vol.10 P23掲載