ここ数年、継続して人気なのが“スポーティミックス”。LAセレブなどのプライベート写真を見ても、このスタイルは廃る気配なし。ますます都会で着こなすバリエが増えてきた。なかでも、そのスポーティ感を演出しやすいのが、シャカシャカなナイロン系アイテム。機能性もあるし、取り入れてみるとヤミツキかも!
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軽さを出して!
薄着になる夏は、ただでさえ身につけるアイテム数が少ないのに、さらに全身を無彩色のコーデにするとなんか物足りなさそう。黒は都会的でスタイリッシュだけど、気を使わないとのっぺりしちゃうのが玉にキズ。でも心配しないで。ちゃ~んと素材やディテールに気をつければ、そんな物足りなさ感も解消できるから。というわけで、今回は平坦に見えない春夏のオールブラック着こなしをご紹介。まずは、この写真を見てみて! 薄着なのにのっぺりとした印象はないでしょ? その理由は、ズバリ“素材”にあり。味黒デニムのトップに合わせたこの半袖シャツは、実はシャカシャカするナイロン素材。普通のコットンのシャツより、光沢感やシャリ感が出るうえにデニム素材とも明らかな差が出る。この素材感の違いによってメリハリがつくってわけ。さらに、足元のサンダルをヌケ感のあるレザーにすれば、素足もチラリと覗いて単調にはならないはず。どう? のっぺり解消してるでしょ。でもまあ今回は、ナイロン素材を使ったってところが夏っぽく仕上げる最大のポイントかな。こんなふうに、同じ黒と言っても素材感が変われば、立体感のあるコーデに仕上がる。このテク、もちろん黒だけでなく、いろんな色で使えるから、覚えておくといいかも。
半袖シャツ1万2100円(ワイルド シングス/インス)、モックネックTシャツ8250円(サタデーズ ニューヨークシティ)、デニムパンツ2万7500円(ヤヌーク/カイタックインターナショナル)、サングラス4万1800円(アイヴァン/アイヴァン 東京ギャラリー)、サンダル3万5200円(パラブーツ/パラブーツ青山店)
アイテムを変えず
ひと味違ったデザインで大人感出し!
スケートが趣味のアラフォーに、ガチなストリートのスケータースタイルはもちろんそぐわない。そのサジ加減って難しいところだが、今回は、大人らしさに横乗りの雰囲気をほんのりと漂わせた夏コーデを紹介。スケータースタイルを大人に昇華させるのに大切なのは、実はほんの少しの変化。たとえば、ショーツはダボダボのオーバーサイズにしないで、脚にフィットした短めでモダンなものを選ぶ。コーチジャケットは、リブが太めだったり、ドローコードがウエストに付いているなど、デザイン性の高いものに。これだけで、かなりスマートで都会的な雰囲気に仕上がってくる。もちろん、インに着るTシャツだってひと工夫。シンプルな白Tを着るっていうのもありだけど、それではちょっとスケーター感が足りないのはおわかりですよね。だから、チョイスするべきはアクティブなボーダー柄のTシャツ。しかも、こんなふうにレトロ感のあるマルチボーダーなら、なおさら雰囲気が出るってもの。どう? 横乗り系を感じるでしょ。で、足元は〈ヴァンズ ヴォルト〉なんかを合わせれば、もう完璧。大人っぽいのに、確実にスケーターの味つけがされている。ちなみに、脚が出すぎて恥ずかしい……って人は、ソックスを穿くっていうのもイマドキ。J・ビーバーみたいになるかも!?
コーチジャケット3万2450円(マニュアル アルファベット/エムケースクエア)、ボーダーTシャツ6050円(ミスフィット シェイプス/ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム)、チノショーツ1万1000円(デウス エクス マキナ/ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム)、キャップ7480円(シング ファブリックス/シング)、サングラス1万5400円(クラップ/ハンドイントゥリー ショールーム)、スニーカー9350円(ヴァンズ ヴォルト/ブルーウッド バイ ハンドイントゥリーPR)
トップは“上品系”で
“ガチ見え”を回避!
大人のカジュアル服のスポーティ化が止まらない。ここ最近は、スウェット素材だけでなく、シャカシャカ素材もかなり市場を席巻している様子。特にパンツはLAセレブたちの私服スナップにも多く登場、見逃せないアイテムとなっている。けれど、これを大人が穿くと”本気で運動してる人”に見えてしまうのが悩みどころ。そんな、リアルとトレンドの狭間で悩むみなさんに、今回はそんなシャカパンの上手な使い方を伝授。その方法とはズバリ、トップはとにかく上品な印象のアイテムを持ってくる、というもの。たとえばここでは大人な雰囲気が出るベージュのリネンニットをオン。すると、健康のために毎日公園で運動しているオジサン……な~んて見え方からはほど遠い、アクティブな大人の休日着になっていませんか? トップに合わせるものはもちろんシャツやジャケットなどもOK。ただ、派手色よりこんなベーシックな色のほうが上品にまとまりやすい。華やかさが足りないと思うなら、シャツのたすき掛けや小物なんかでカラーアイテムを差すくらいがちょうどいいかと。これで大人のシャカパン使いを攻略したも同然⁉
リネンニット1万8700円(マジェスティック フィラチュール/インターブリッジ)、トラックパンツ2万7500円(ウィリー チャヴァリア/ジェットン ショールーム)、たすき掛けしたミントグリーンシャツ8690円(コロンビア/コロンビアスポーツウェアジャパン)、サングラス4万2900円(モスコット/モスコット トウキョウ)、スニーカー2万8600円(サヴソル/オージー ストア)
いけないって誰が言った⁉
朝は晴れていたのに急に空が暗くなって、雨に降られてしまった、な~んてことが多い最近。そんなとき備えておくと心強いアイテムがナイロンパーカ。だけど、果たしてなに色を持っている? 恐らく多いのは黒やネイビーではないだろうか。確かに、ナイロンパーカというと、大人はそんなベーシックな色を選びたくなる。もしくは、ベーシックとは真逆のアウトドアな雰囲気の派手色派もいるかも。でも、案外選択肢にのぼってこないのが“白”では? 実はコレ、相当使える色なんです。まず、ナイロンパーカが白になるだけで、見違えるほど爽やかかつ華やか。さらにレフ板効果で顔色を明るく見せてくれるのもアラフォーにはうってつけ。それに、この写真のようなレトロサーフな淡色や茶、サンセットカラーとも合わせやすいから、海好きコーデにももってこいってわけ。黒や派手色のナイロンパーカだとこういった潮っぽい雰囲気にシフトするのってやや難しいけれど、白ナイロンなら簡単。ちなみに、白は白でもニュアンスのあるオフ白にすると、いろんな色との組み合わせがもっと可能に。これなら梅雨のあいだも大好きなレトロサーフファッションを楽しめて、雨もそんなにイヤじゃなくなりそうでしょ⁉
ナイロンパーカ3万6300円(ケープハイツ/グリニッジ ショールーム)、Tシャツ7150円(サタデーズ ニューヨークシティ)、ジョグデニム4万6200円(ディーゼル/ディーゼル ジャパン)、サングラス3万9600円(アイヴァン/アイヴァン 東京ギャラリー)、スニーカー5万9400円(フィリップモデル/トヨダトレーディング プレスルーム)
●インス
TEL:0120-900-736
●カイタックインターナショナル
TEL:03-5772-3684
●サタデーズ ニューヨークシティ
TEL:03-5459-5033
●パラブーツ青山店
TEL:03-5766-6688
●エムケースクエア
TEL:06-6534-1177
●ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム
TEL:03-3401-5001
●シング
TEL:03-5354-6090
●ハンドイントゥリー ショールーム
TEL:03-3796-0996
●ブルーウッド バイ ハンドイントゥリーPR
TEL:03-3796-0996
●インターブリッジ
TEL:03-5776-5810
●オージー ストア
TEL:03-6456-4422
●コロンビアスポーツウェアジャパン
TEL:0120-193-803
●ジェットン ショールーム
TEL:03-6804-1970
●モスコット トウキョウ
TEL:03-6434-1070
●アイヴァン 東京ギャラリー
TEL:03-3409-1972
●グリニッジ ショールーム
TEL:03-5774-1662
●サタデーズ ニューヨークシティ
TEL:03-5459-5033
●ディーゼル ジャパン
TEL:0120-55-1978
●トヨダトレーディング プレスルーム
TEL:03-5350-5567
photo : Tomoo Syoju (BOIL) styling : Takeshi Yanagawa、Takumi Tagawa(remix)
※価格は例外を除きすべて税抜き価格です