コートの中身にもう悩まない!?
簡単&お洒落に決まるカジュアル“セットアップ” 5選!
素敵なコートを脱いだら、中のコーデはイマイチだった……。そんなアラフォー男はちょっと残念。いくらアウターが主役の冬でも、インの手抜きは禁物。でも、「アウターで隠れちゃうなら、そんなに凝らないでもよくない?」な~んて気持ちもわからないでもない。ならば、そんな人にお誂え向きなアイテムがある。それが、上下揃った“セットアップ”!
いうまでもなく、セットアップはトップとパンツが共布だから、それらを着るだけでコーデが簡単に完成。あれこれ考えなくても、コーデが失敗するなんてことはない。しかも、最近はちょっとしたセットアップブームということもあって、テイラード系以外のセットアップもリリースされているのはありがたい。そんな中、今回はそれぞれタイプが違ったものを集めてみたので、自分の好みを見つけて、さっそく活用してみてはどう?
シャツ3万1000円、パンツ2万9000円(以上ロンハーマン)
これは、エポーレット付きのミリシャツとチノパンのセットアップ。ボディの生地は、どちらもミリタリー服ではお馴染みの堅牢なパックサテン。ダブルステッチのサイドシームでタフさがみなぎる仕上がりになっている。ただし、配色はオリーブではなく、洗いをかけていい感じに退色させたサンドベージュ。今季のトレンド色でもあるから、コート姿も旬な感覚で着こなせる!
ニットブルゾン5万9000円、ニットパンツ3万9000円(以上エストネーション)
ブルゾンとジョグパンツを合わせたスポーティなセットアップなのに、なんだかリッチな印象。実はこれ、シルクカシミヤの贅沢ニット仕立て。ほんのり光沢感があって、生地自体もとろけるように柔らか。裏毛になっているので、見た目も手触りも一段上の仕上がりだ。よく見るとリブも繊細な編み柄で、エコスウェードのドローコードも高級感たっぷり。
シャツ3万6000円、スラックス3万8000円(以上オーラリー)
フランネルシャツとワイドなイージーパンツの組み合わせだが、ただのフランネルと思うことなかれ。実はコレ、スーパー160’sという超細番手の、ニュージーランド産ウールを使用。さらに丁寧に時間をかけて編み立てた生地なので、ふわりと柔らかでほんのり浮かぶ上品な光沢も楽しめる。シャツはボタンが隠れる比翼仕立て。上品さを演出しつつも、スナップボタンだからお気楽に着こなせるのもいい。
ジャケット12万5000円、パンツ5万5000円(以上ニール バレット/ニール バレット ギンザシックス)
〈ニール バレット〉の真骨頂である細身にして洗練されたシルエットが冴えわたるジャケットとパンツだが、なにかが違う。採用している生地は、マットな風合いのポリエステルで、ストレッチも効いているので動きやすさ抜群。パンツにいたっては、センタークリース入りのスラックス顔なのに、両裾はまさかのリブパンツ仕様。きちっとしたチェスターコートの下にこんなセットアップを着ていたら、テイラード上級者に見えるに違いない!?
ドリズラージャケット2万9000円、パンツ2万円(ナナミカ/ナナミカ 東京)
こちらはありそうでなかった、スイングトップとワイドパンツのセットアップ。1970年代のデザインをベースに、今どき感あるゆったりシルエットにアレンジしたもの。そんな温故知新な作りこみをする一方、採用した生地は吸汗速乾性に優れる“アルファドライ”。パンツもゆったりめのワイドテイパードシルエットで、片手でフィット感を調節できるウェビングベルトと股ガゼット付き。これはアクティブ派も納得の出来栄え!
●エストネーション
TEL:0120-503-971
●オーラリー
TEL:03-6427-7141
●ナナミカ 東京
TEL:03-5728-3266
●ニール バレット ギンザシックス
TEL:03-3572-5216
●ロンハーマン
TEL:0120-008-752
photo : Kouki Marueki(BOIL) styling : Hidenori Asai text : Takumi Endo